『焼けた花園』バックステージ

去年の『TERRA NOVA』『THE CRISIS』そして『焼けた花園』 で3人の演出家が
アトリエデビューを果たしたわけですが、3つの作品の舞台美術どれも
シンプルで美しかったと思いませんか?
これは演出部準座員の乗峯雅寛さんの作品です!
乗峯さんのシンプルで美しくて色気のある素敵な舞台美術・・
わたしは大好きです!ご本人は「ちょっぴり大人な一休さん」みたいな風貌ですが。。

『焼けた花園』はジョバンニ氏の居間が舞台になっていました。
煉瓦の壁は少し朽ち果てて、コンクリートの修繕がされていました。
この煉瓦本物のような質感がありましたが、実際は発泡スチロールを削って
作ってありました。そして修繕部分は本物のコンクリートを重ねて塗って
仕上げてあるそうです。
何気にコンクリートの撥ねた後が舞台の床に散っていて、リアルな感じにびっくりしました。

俳優達が外に出入りする時、石を踏みしめる音が聞こえましたが
扉の後ろに小石が敷き詰められてる箱があって、
実際に俳優達は石を踏みしめていたのでした♪

そして、舞台の端を縁取ってあるコンクリートで塗られた「枯れたひまわり」達・・・
台詞の中の情景では、山があって川が流れて、花が咲き乱れ、風が吹く・・
美しくて豊かな土地に思われますが
セットは、乾いて枯れた・・・・とてもギャップを感じますが、この混乱さと曖昧さに
とても魅力を感じました。
狭いアトリエの中で繰り広げる見た目の風景と心に感じる光景の違い・・・
う~ん、舞台ならではの贅沢な世界でした。
by berurinrin | 2005-09-22 00:00 | 稽古場/舞台裏話