俳優座プロデュースNO.69『夜の来訪者』

俳優座プロデュースNO.69『夜の来訪者』  in  俳優座劇場(9/3)

作:J・B・プリートリィ
訳:内村直也
脚本:八木柊一郎
演出:西川信廣

倉持家では、娘の沙千子さん(藤本喜久子さん)と黒須辰男さん(川井康弘さん)の婚約が
決まり、当主の幸之助さん(鈴木瑞穂さん)妻のゆきさん(稲野和子さん)、
長男の浩一郎さん(古川悦史さん)が集まり家族団欒の幸せな一時を過ごしていました。
そこへ影山警部(外山誠二さん)が現れ、「中央病院で若い女性が自殺しました」と伝えにきました。
一人の女性の自殺とこの家族の関わりは一体なんだったのでしょうか?そして誰が
彼女を追い詰めたのでしょうか?そして個人個人の秘密が暴かれていきます。

久々のミステリー作品でした。
上流階級の幸せな場面が、影山警部の外山誠二さんが登場すると一辺に空気の色が
変わります。外山さんのどことなくうつろな目線や靴を履いたまま室内を動く姿が
宙を浮いてるような、なんか雰囲気が怪しげで目が離せません。
チェックは古川悦史さん!古川さんのクセのある役所って大好きなのですが、
今回のように特にクセもないボンボンの役も良いですね。告白の場面もなんか切ない
気持ちがばんばん伝わってきました。
そして、おかあさんの稲野和子さん!美しい方ですね。着物姿の動きの美しさ。
上流夫人らしい傲慢さも全く嫌味にならない品の良さとても素敵でした。
ご主人の鈴木瑞穂さんとの会話のコンビネーションも最高でした。
娘の藤本喜久子さんは『高き彼物』でなんて素敵な女性だろうって思いましたが
今回もとても素直でかわいくて芯の強いしっかりした女性でした。

歯切れの良いテンポのあるミステリーで最後はどきっ!っとなるストーリー
自殺した女性の話なので、犯人あての話ではないのですが、それがまた面白いです。

終演後、ロビーで昨日拝見した『で・え・く』にご出演されていた醍醐貢介さんに
偶然お会いできました。素顔の醍醐さんもとても素敵な方です。
昨日のお疲れも全くみれず、色々お話して下さいました。
そして美しい奥様とご一緒に楽屋に行かれるのに便乗させていただきました。
千秋楽を終えた楽屋は大変な賑わいでしたが、外山誠二さんとやはり素敵な
奥様にお会いできて光栄でした。外山さんとは以前横浜演劇鑑賞会の交流会で
楽しい出来事があってそれ以来、お名前を見ただけでもホッコリ、にっま~の私です。

醍醐さんといえば、醍醐さん企画の次回本公演『毒の香り』ご出演です。
ぜひかっこいい醍醐さんの成功を見守って下さい。
by berurinrin | 2005-09-03 23:25 | 観劇感想
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