語り芝居の会『で・え・く』其の五

語り芝居の会『で・え・く』其の五  in 深川江戸資料館

演出・構成・補訂  早坂直家
企画・制作/早坂直家の会 D-9

1.寿限無
2.お見立て
3.五人廻し
4.忠臣蔵~殿中刃傷から田村邸切腹~

寿限無」は有名な[じゅげむじゅげむごこうのすりきれ・・」めでたくもながーーい名前を持った子供の周りで起こる騒動のお話。
お見立て」は、花街に通うだんなさんを避けるために、花魁と取次ぎの
ささいなうそが段々大きくなってしまうお話。
五人廻し」は、花街にやってきた色んな職種の男衆。。でも。なかなか花魁はやってこない。
その苛立ちを取次ぎのものに切々と訴える姿。
そして講談有名な「忠臣蔵」の浅野内匠頭の切腹までのストーリです。

落語や講談ってちゃんと拝見した事がなかったので、興味深々でした。
ちょっと不安でもありましたが、短い芝居仕立ての作りになっていて、
とても入りやすく初めから最後まで面白くて楽しい時間を過ごせました。
でも、落語や講談っていうのは、一人の語りですよね。ところがお芝居になると
それぞれの登場人物が出演されるわけなので、会話の微妙な空気というか
間がずれてしまうと大変な悲しい状況になってしまうわけです。
そしてポンポン交わされる歯切れの良い江戸弁。
演じる方々は本当に大変だと思います。

作品の中でも「お見立て」の、早坂直也さんと醍醐貢介さんの会話の息の合った
テンポの良さが最高に滑稽で楽しかったです。
醍醐さんは二枚目役者さんのイメージが強かったのですが
コメディの方でもあったんですね♪意外な一面を知ってしまいました。
そんな醍醐さんも「忠臣蔵」では、意地悪な吉良上野介さん。
丸めた背中にびしばし意地悪な空気を外に送り出しているような妖気が漂っていました。

それにしても、文学座の芸達者な方々の動きがとても美しく
どんなに動いても袂が乱れずない着物姿の立ち振る舞いの見事な事、
圧倒的な存在感。ため息がでました。

この会は早坂直家さんを中心に若手の方々の為の育成の為の会だそうですが
若手の方々にとっても、身近に文学座のベテランの演技を間近で見れる
素晴らしい機会だったと思います。

文学座からは、早坂直家さんをはじめさん、林秀樹さん、高瀬哲朗さん
醍醐貢介さん、中川雅子さんがご出演でした。

語り芝居の会「で・え・く」は12月に「忠臣蔵~討ち入り」があります。
今回同様とても楽しくて見応えがあるはずです。
わたしも絶対又観たいと思います。よかったらご一緒に楽しみませんか?
by berurinrin | 2005-09-03 10:08 | 観劇感想