『焼けた花園』稽古見学

今年創立68年の文学座ですが、毎度の事ながらチャレンジ精神は
他の劇団に負ける事無く突き進んでいます。
古典、現代劇、翻訳劇からオリジナルまで多岐に渡る上演作品。
それは文学座の誰もが上演したいと思う作品を自ら企画することが許されているのです。
企画を提出したら、文学座の演出部、俳優部らから構成された
“アトリエ委員会”の採決を仰ぐ事になります。
そして今回、将来楽しみな演出家デビューの瞬間に立ち会える事になりました。
自ら企画された準座員の上村聡史さんです!いよっ!おめでとうございます!

台風接近中の素晴らしい天候の中、文学座アトリエに稽古見学に行ってきました。
9月アトリエの会公演『焼けた花園』はイタリアの戯曲家ウーゴ・ベッティの作品です。
政治と家族が交差する展開の中での人間のあり方・・・がテーマになっているそうです。
今回は、男性達の切迫した場面のシーンを拝見する事ができました。
ベテランの俳優達のがっぷり交わされる台詞の語りの応酬が見事です。
坂口芳貞さんと城全能成さんの会話の間に中村彰男さんや関輝雄さんが
入る毎に空気の流れがどんどん変化していきます。
稽古の段階で、こんなにドキドキさせられて
本番になったらどうなっちゃうんでしょう?

ちょっぴり難しい作品ではありそうですが
『焼けた花園』は今回が日本初演でもあるので、かなり台本の手直しがされているらしく
場面の流れが把握できない状態でも、台詞の言葉の難しさを意識する事無く
体の中に入ってきました。詩的な韻を踏んだような言葉も魅力だし
タイムリーな政治の内容だけに、演出家の遊びの言葉も入っています。
でも何よりもベテランと若手の役者達に囲まれて、
しっかり言葉を伝えている上村さんの意欲が団結した力強い座組になっていました。
かなり楽しみな作品です。

中村彰男さん!素敵でした!きゃぁ!!ちょっと悪そうな感じでしたが
またそこが魅力的でございます!
すみません、相変わらずのミーハーです♪
モカさん☆城全能成さんは凛々しい青年でした。見た目だけでなく
なにかありそうな城全さんの役どころ期待大ですよん♪

9/7~21まで文学座アトリエにて

只今、紀伊國屋ホールでは本公演『戯曲・赤い月』公演中(~9/2まで)です。
何人かの友人から「一度観たら、また観たくなる作品」と言われました。
ぜひこちらもお楽しみ下さい♪
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画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2005-08-25 21:08 | 稽古場/舞台裏話