Minami-Aoyama MANDALA Presents Reading Live2015『岸田國士を読む。冬』

Minami-Aoyama MANDALA Presents Reading Live2015
『岸田國士を読む。冬』 in MANDALA

『異性間の友情と恋愛』
演出 青柳敦子

昭和6年に雑誌「婦人公論」に掲載されたエッセイ。
話者(小長谷勝彦さん)が、助手(亀井良太さん)と共に登場し
関係図式を用いて、様々な方向から男女間の友情と恋愛について語ります。

女性の中の男性的とより女性的な型と男性の中の女性的とより男性的な型の
様々な組み合わせにより恋愛系、友情系と関係性をパネルと共に紹介していきます。
男女間に純粋な友情は成立するのか否か…と
今でいう草食系と肉食系とか、もっと組み合わせが複雑になるかもしれないなぁ~と
ほくそえみながら拝見しちゃいました。

『恋愛恐怖症』
演出 青柳敦子

夕暮れ迫る浜辺に二人の男女。
男(粟野志門さん)と女(一青妙さん)。
友情と恋愛の間で行きつ戻りつ会話を交わす二人
日は暮れて、男は去り、女は残ります。
後日、男は別な男(小長谷川勝彦さん)から女と結婚したと聞かされます。
ナレーション(征矢かおるさん)

もう~じれったい男(笑)
こんなに女が、シグナルを送っているのに何で?!と
これを書かれたのは大正15年というから本当に驚いてしましましたが
恋愛事情というのは、普遍的なもので
こういう男と付き合っても先にいいことがナイ!と言えちゃうことも普遍的な事なんじゃないかと
ほんと、オイコラ!と
先に拝見した『異性間の友情と恋愛』の実例として見るのは、ちょっと主人公たちには
意地悪な悲しいお話な気がしました。

『モノロオグ』
演出 山上優

去っていたの彼の住んでいた部屋を訪ねてきた女(征矢かおるさん)。
異国人の彼との出会いから今に至るまでの思いを回想しながら
一つの恋の終わりに区切りをつけていく過程を追います
ナレーション(亀井良太さん)

あくまでも女のモノローグなのですが、扉の開け閉めや控えめなナレーションの
アクセント的なこれまた控え目感のコミニュケーションのやり取りが気持ちよかったです。
去っていた彼を一つの区切りにするために、必要な感情の流れの時間を
優しく強く、でもまだ未練を感じる、やりきれない女心を切なくかおるさんが訴えかけて
いました。

「女らしさに」について
演出 青柳敦子

昭和14年に雑誌「婦人公論」に掲載されたエッセイ。
話者(山上優さん)が、「女らしさ」について男性の立場、女性の立場から
その定義について解説をします。

これはかなりぶっ飛びました(笑)
まさかの優さんが、男装してのご登壇(笑)
思い出してもプププッ!いやぁ~すごい、あのメイク(笑)にあのキャラ(笑)x2
これは見れた事がお宝だと思っています(笑)

おしゃれな街、南青山にあるおしゃれなバーMANDALAで行われる「岸田國士を読むシリーズ」
夏に続いて冬に参加してきました。
夏では、文学座から得丸伸二さんと山崎美喜さんが参加された朗読劇『歳月』。
演出は、山上優さん。
これが、とても素敵だったのです。
穏やかな空気の流れの中で、ふっと違う匂いや湿度の違う風が吹いてくるような
違和感を魅せてもらった感が新鮮で、これがドキドキ楽しくて
あんまり楽しくて、美喜さんから演出の山上さんを紹介して頂きました。
山上さんは、日本とフランスを行き来しながら演劇に携わっておられる素敵な女性で
以前、鵜山仁さんが演出された劇団NLT『オスカー』の再演で、
演出助手としてお仕事をされていたそうです。
フランス語も堪能で、かっこいい~そして、とっても面白い(#^.^#)
思えば当時は3.11の震災の年に福島からの地方巡業のスタート。
私は、秋田演劇鑑賞会で拝見させて頂きましたが、その時のツアー思い出話で
一挙に優さんが大好きになってしまいました。

『岸田國士を読む』というシリーズは、戯曲にこだわらずに
岸田さんの作品を読むという主旨があるそうです。
で、今回は冬。
昨年までフランスに自費留学されていた征矢かおるさんの帰国後第一作だし、優さんだし
これは行っとかないと!!
で、ここはお食事もとても美味しいので、ちょっと到着も早かったし、お腹も空いて
いくつか頼んだら一人じゃ多いぞぉ~ヤバい!と、そんな時に、素敵な男性が★
先日、研修科生卒業発表会『三人姉妹』を演出されたばかりの高橋正徳さん♪
てなわけで、一緒に食事&リーディングをノリ君と共に楽しませて頂いたのでありました。

久しぶりに舞台の上の征矢さんの姿は、とても美しくて
よりパワフルに明るくなった感じがして、何より楽しそうに演じてる姿が素敵でした。
ダメ出しが厳しかったそうですが、素敵なかおるさんの側面をたくさん出して下さった
優さんの演出が温かく伝わってきました。

そんな優さんと初対面のノリ君に「もうめっちゃ素敵な女性だよ!」と散々言って
次に演者として登場した優さんの姿に、イスからずり落ちそうになりつつも
その変貌ぶりに何度も吹き出させられまして…
というのも、まるで変なおじさん風に変装した姿に、その動きの怪しさ度100%(笑)
もっと大好きになってしまいました。

そう、ここは食事もお酒も美味しいおしゃれなバー!
終演後は、フランスで征矢さん宅を突然訪問した優さんの話や
ノリ君のイタリア留学話で盛り上がって楽しい時間を共有したのでありました。

2015.2/2(月)、3(火) in 南青山MANDALA





by berurinrin | 2015-02-09 23:09 | 観劇感想
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