京都造形大学舞台芸術科発表会『紙屋町さくらホテル』

京都造形大学舞台芸術科 2014年度2回生 舞台表現法ⅥA/B授業発表会
           『紙屋町さくらホテル』 in 京都芸術劇場studio21(京都造形大学内)(1/11)

作    井上ひさし
演技指導 鵜山仁/若松泰弘
方言指導 藤側宏大

終戦後昭和12年12月。
一人の男性が自分をA級戦犯として逮捕して欲しい」と、
巣鴨プリズンへと連日のように訪れてきます。
そして、対応に現れたのは針生武夫さん。
二人は、ひょうんな事からお互いの本名とその使命を偽って入隊した
移動演劇隊“さくら隊”の活動へと思いをはせていきます。
それは戦争末期の原爆投下直前の広島での出来事でした。

文学座のアトリエでは『リア王』が絶賛上映中の真っただ中。
前日にアトリエに行ったら、まぁ座組のみなさんから
口々に「今日は鵜山さんいないよ~(笑)」「京都行ってるよ」って、はいはい(^^ゞ
でなわけで
京都にプチ遠征に行ってまいりました。
追っかけですからっ
場所は、京都造形大学。まぁ~これが、なかなか道のりが厳しい。
絶対、方向音痴ではないのですが、やらかす事が多い自分としては
前回の長岡公演『女の一生』の時、長岡駅から乗ったバスで下りるタイミングを逃し、
奇しくも一周し長岡駅で降りてタクシーで劇場に向かうという
それも実は、同じ事を二回目繰り返してるという…
なので、今回は慎重に、事前に鵜山さんに行き方をしっかり聞いて超完璧!
時間も超余裕で、道路挟んで向かい側に京都造形大学という
近くのカフェで、スープランチを頂きました。
現在、歯の矯正中なのでスープがなによりも嬉しい食事なのです。
美味しかった~(^^♪
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満たされて満足してお店を出たら
折しもこの日は、全国高校女子駅伝!目の前で走ってる選手を見たの初めて。
みんな全力疾走!きっとそれよか早いっ!その勢いの姿に呆然!早すぎで写真も撮れなかった…
圧倒されました。
そんなこんなで、構内に♪
う~ん、場所はどこかなぁ~と、キョロキョロしていたら、関係者の方が案内をしてくださいました。
「親御さんですか?」と聞かれて、そーか、そーみえるか?ほぉ~とえらく関心しながら
スタジオに到着。

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受付を済ませて、中に…「ん?!」と、下を見てから、上を見上げ…うわぁ~素敵!!
そう、チラシのイラストもそうですが、入り口の照明がピアノの鍵盤になっていたのでした。

舞台は正面後方に控えのイス群。左右には紙屋町さくらホテルの周辺の町並みをイメージした背景。
中央の演技スペースを囲むようにイスが並べてありました。
舞台の下手側には、さくら隊の看板。
休憩を挟んで、第一部と第二部の出演者が入れ替わるダブルキャスト方式でした。

戦争末期、いつアメリカが日本に上陸してくるか?
上陸してきたらどう戦えるのか?
日本は果たして戦える力が残っているのか?
休まる事無く、B29の警戒警報が鳴り続ける空の下
三日後の公演の為に、稽古を続ける移動劇団さくら隊の姿を追っています。
が、俳優達は戦争に赴き、さくら隊のメンバーは烏合の素人集団。

右往左往しながら一つの形になっていく姿と
若い彼らの姿が重なり合って、微笑ましくて愛おしくて…
そんな姿を見ていると、今の自分がやるせなくなちゃったりもするのですが
でもマイナスイオンじゃないけれど、熱い熱いパワーを舞台からいっぱい浴びせられて
明日も頑張ろう!と逆にエールをもらってしまうのです。
まだまだ彼らは、役者としたらホンの小さな底辺の存在かもしれないけれど
もしかしたら役者という存在になっていない程、弱いものかもしれないけれど
それだけにすべてに全力投球。
さっき見た女子駅伝の選手たちのように、がむしゃらに前に向かって全力疾走。
そこには、ただ今を生きようとしてるピュアな感情が息づいていました。
それがどんなに美しくて輝いて客席に届いているか
なんか伝えたくなって感想を書いてみました(#^.^#)

1/10(土)~11(日)まで in 京都芸術劇場studio21(京都造形大学内)






by berurinrin | 2015-01-31 22:58 | 観劇感想