『うら騒ぎノイゼズ・オフ』

シリーズ「笑い」④『うら騒ぎノイゼズ・オフ』 in 新国立劇場 小劇場THE PIT(6/8)

出演:今井朋彦.羽場裕一.大林洋平.白井晃.森塚敏
    沢田亜矢子.井川遥.谷村実紀.山崎美貴
演出:白井晃

<第一幕>
舞台は、新国立劇場THE PIT。明日が初日の「NOTING ON」舞台稽古(ゲネプロ)
の真っ最中です。が、台本が遅れた為に役者は台詞も段取りも覚えられず、
又スタッフは連日徹夜でバテバテ気味・・・
演出家のしらいあきらさん(白井晃さん)もブチ切れそう・・
さて、無事初日が開くのでしょうか?
<第二幕>
舞台は、地方公演真っ最中の「北九州ゲイジュツ館」の舞台裏。
開演5分前、ウラでは俳優達は出番の準備中ですが、ちょっとした行き違い、誤解から
俳優同士、演出家と俳優、演出家とスタッフ・・・複雑な恋愛バトルが絡み合い・・・・
同時進行で「NOTING ON」も開演します。
<第三幕>
何とか千秋楽の地「新潟リューとピア」にやってきた「NOTING ON」。
幕が上がりますが、舞台の上はもぬけの殻で、舞台裏からは
女優のさわだあやこさん(沢田亜矢子さん)、やまざきみきさん(山崎美貴さん)の
罵声が鳴り響きます。
無事に千秋楽を迎える事が出来るのでしょうか?

いわゆるバックステージものですが、こんなにリアルなバックステージを扱った作品は
初めて拝見したので、目新しく興味深く楽しめました。はっきり云って爆笑モノです。
以前に文学座のゲネプロを拝見る機会に恵まれたのですが
<第一幕>は、まさにそのゲネプロと同じ状態で
客席の中央にテーブルがあり、演出家のしらいあきらさん(白井晃さん)が
マイクを持って俳優、スタッフにダメ出しを行います。
台本が遅れに遅れた為に・・・・前回の『箱根強羅ホテル』を思い出しますね~♪
井上ひさしさんがパンフレットに「台本が遅れた為に、稽古場を地獄にしてしまった」と
こういう状態なのかしらん?
客席にいる自分自身も妙な雰囲気で
芝居を観ているのか?ゲネプロに参加しているのか?って気になります。

<第二幕>は<第一幕>の舞台裏が舞台なので、舞台の背景が真逆になっています。
ハリボテとむき出しの階段。セットの後ろ向きで、芝居をしている役者達と出番を待っている
役者達の攻防戦。はっきりドタバタ劇です。はらはらドキドキしながら大爆笑。

<第三幕>は<第一幕>と同じセットで、同時進行で「NOTING ON」を上演しつつ
<第二幕>のドタバタが繋がって、「NOTING ON」のストーリーが
たんだん変化していきます。。

すごい!本当にすごい作品です!計算され尽くした笑いとはこの事です。
役名が全て実名(ひらがな)で、演出の白井晃さんが「演出家のしらいあきら」さん役。
売れっ子演出家で、女優とスタッフと二股かけちゃって、窮地に落ちる姿が最高。
今井朋彦さんの身軽さがツボ!品があって美しい人というイメージの強かった
山崎美貴さん!いやあ、女っぷりが見事に崩れました!
これからもどんどんイメージを壊してください。
井川遥さんの壊れっぷりも素晴らしかった♪

リアルな舞台裏に興味にある方必見です!
また、休憩時間も気を抜けませんよん。素敵な事が起こるかもしれません。
わたしは素敵な事が起こりました♪

~7/14(木) 新国立劇場 小劇場THE PIT
by berurinrin | 2005-07-09 21:47 | 観劇感想