劇団スーパーエキセントリックシアター スタミナやプロデュース第3弾『エキスポ』

劇団スーパー.エキセントリックシアター スタミナやプロデュース第3弾
                        『エキスポ』 in 横浜市泉区民文化センターテアトルフォンテ(4/19)

作   中島淳彦
演出 田上ひろし

1970年大阪では日本万国博覧会(EXPO‘70)の真っ只中。
ここ宮崎県の大場家では、母・ひさ子さんのお通夜が始まろうとしています。
働き者で家の中心であったひさ子さんを亡くし、残された家族は混乱しまくり状態です。
母の訃報を知って家族には面識のない弔問客がぞくぞくと訪れます。
と、弔問客に混ざって旅行会社の金丸さん(杉元秀透さん)がやってきて、
母が数名分のEXPOのツアー予約をしていますが、どうしますか?と

超地元なのに初のテアトルフォンテ!
劇場が家の近くにあるって、なんて幸せ!ドアツードアで30分!
こんな近くにしっかりした劇場があるなんて、嬉しいなぁ~ありがたいありがたい
そんな初めての劇場で、始めましてのユニット・スタミナや★と出会いました。
彼らは、劇団・スーパーエキセントリックシアターの座員からなる5人のメンバーから成っていて
【ス】杉野なつ美さん、【タ】田上ひろしさん、【ミ】三谷悦代さん、【ナ】永田耕一さん
【や】山崎大輔さん
と、ユニット名は、皆さんの名字から一文字づつ取ったネーミングなのでした。
そして彼らのプロデュース作品の第三弾が、この中島敦彦さんの名作『エキスポ』!なのでした。

今回、上演するに当たって
キャストに合わせて、年齢設定を少し上げて、性別や台本を少し変えたそうですが
これが、彼らにとてもはまっていて、
わかりやすくてちょっとリアルな感じで楽しかったです。
今まで数々の『エキスポ』を拝見していますが、一番しっくりした気がします。

舞台装置がこれまた細かくて(笑)
プラスチックの丸みを帯びたハンガーとかトイレ前に吊ってあって、
かしゃかしゃして水が出てくるヤツ(名前がわからない)、障子やお茶のポットや柄のグラス
何から何まで懐かしい昭和の世界~♪

いい大人たちが、一つ一つの出来事にわらわらと右往左往とずっこけながら
彼らにとっての妻であり、母親であり、叔母であり、と
様々な個々の関係が繋がって
ひさ子さんという人物像が浮かび上がってきます。
あ~本当に愛された女性だったんだろうなぁ
つーか、みんなひさ子さんに頼って頼りっぱなしでダメダメじゃん(><)
それでもひさ子さんは、きっと笑顔で家事に仕事に懸命日々を生きていたんだろうなぁ~
ひさ子さんの最後の言葉「人類の進歩と調和」…
壮大な言葉ですが、葬儀の間に不思議と進行形で行われている気がして
それがひさ子さんの最後の言葉であり遺言だったのかしら…そう思うと
めっちゃおかしくて、いっぱい笑った中にほの苦い切なさが浮かんでくるのでした。

この素敵なキャストの中に、文学座からは木津誠之 さんがご出演。
ひさ子さんの娘・千代子さん(丸山優子さん)の別れたご主人・山下さんを演じられていました。
山下さんは東京で作曲家さんだそうで
今回は、ウクレレで弾き語り生歌をご披露★
観ているこちらもド緊張でしたが、これが意外と(ごめんなさい(笑))真っ直ぐな歌声で気持ちがよかったのです。
演奏もそのぎこちなさ(ごめんなさいx2(笑)x2)も、これまた大場家の調和に合っておりまして
とっても素敵なのでした。

終演後、制作の女性の方とお話させて頂きましたが
とても誠実で気持ちのいい対応をして下さいまして、代表の山崎大輔さんをご紹介頂きました
このユニットの姿勢をみせて頂き、木津さんを通じて
また新たな出会いに感動をしたのでありました。

4/19(土) in   横浜市泉区民文化センターテアトルフォンテ








by berurinrin | 2014-05-02 22:44 | 観劇感想