非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.16『いま憲法のはなしー戦争を放棄する意志―』

非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.16
『いま憲法のはなしー戦争を放棄する意志―』
                         in 全労済ホール/スペース・ゼロ(6/11)

台本構成 石原燃
演出   鵜山仁
演出助手 永井愛

65年の歳月を経た日本国憲法(高橋長英さん)は、少しお疲れ気味のようです。
そんな日本国憲法に対して、世界の憲法からみたらまだまだ若手と励ましの言葉を掛けるのは
あたらしい憲法のはなし(七味まゆ味さん)。彼女は日本憲法の教科書として
5年間という短い期間ではありましたが、子供たちの学びのテキストとして発行されていました。
そんな二人の前に現れたのは、安部晋三内閣総理大臣(益岡徹さん)。
現政権が選挙公約にしている憲法改正について
果たして、憲法改正することで、私たちの生活がどう変化していくことになるのでしょうか?

あの・・
このリーディングを観る前、(相変わらず・・)小林よしのりさんの『脱原発論』『国防論』『反TPP論』を
立て続けに読了。
特に『国防論』での日本の自衛隊の姿勢とその働きが詳しく描かれていまして
自分を顧みることなく、ストイックなまでに国民の為に自ら進んで活躍する姿に目を見張るものがありました。
それは本を読む前に、すでに情報として見聞きはしていたものの、そんな彼らが
日本を脅かす近隣の大国に対し、追い払う事の出来ない障害が憲法9条であるなら
憲法を改正して、自分たちの国は、自分で守るって。
日米安保も不要で、そしたら沖縄から米軍基地の必要性が無くなるんじゃないかと
思っていたのですが・・

甘い!甘いx2!!しょぼーん自分(><)

そもそも、憲法は権力から国民を守るために作られた法律だそうです。
だからいくら権力があっても、憲法がNOといえば、絶対NOなのです。
民主主義国家にとって多数の意見が、そちらの方向に答えを出しても
憲法に違反することであれば、ダメなのです。えーって言ってもダメ。
ダメなものはダメなのです(笑)
それは一種の楔かもしれません。

その憲法を今や権力の意思決定に委ねさせようと、憲法の上に権力を置こうとする
為に、憲法を変えようとしている人たちがいます。
そこんところは、メディアでは、いいことばっかしか言ってないから
本当にびっくりする話だらけ、そら恐ろしい現実が近い将来起こりえることばかり…
特に、憲法9条を巧みにすり抜けさせようとする「国家安全保障基本法案」
これは自●党のH.Pに政権公約としてUPされています。
過去、ベトナム戦争に憲法9条にある「国の交戦権は、これを認めない」
日本は参戦しませんでした。
けれど改正案では、国民の義務として「国防の義務」を課せられ
自衛隊は「間接の侵害その他の脅威に対して」イラク戦争など他国の紛争に武器を持って
「国際慣例に則り」交戦権を認める
「厳格な文民統制の下に」国民に向かってデモの廃止を…今のトルコの映像が浮かびます。
自衛権=交戦権になっちゃうのかぁ・・ヤバい
そして「武器の輸出」もOKって…そんな
日本が地雷を作っていた話は、そんな過去の話じゃない。
「強い日本」と掲げた自●党は、そのまんま力を強くしたいんですかねぇ~
もっと精神の問題かと思っていました。
てか、国民を巻き込んで時代を逆走しようとしてませんか?!

第2部では、弁護士の川口創さんと根岸季衣さんとのトークが行われました。
川口さんは、自衛隊イラク派兵差止訴訟を起こし、国を相手に戦って勝訴した弁護士さん。
さばさばと語る力強い声に対し、逆に知らなかった事への怖さを知りました。
~う~ん、近隣の国の諍いに武器を持って加わって、
実際は関係のない国の人を自衛隊が殺したり、殺されるなんて…やっぱダメだ。
「日本は戦争をしない」それがブランドになっているとおっしゃっていました。
特に内乱の激しい中東地区…ヨルダンでも国連よりも日本を中立な国と認めてくれているそうです。
そんな海外での評価を捨て去る憲法改正。
焦点は、「(憲法で権力を縛る)立権を守るか壊すだ」そうです。
どうあっても、権力の下に法律を置いてはいけないと思いました。
最後に私たちを守ってくれるのは権力ではなくて法律だと思いました。

演出は、鵜山さん♪今回で3回目のピースリーディングです。
客席から、俳優がこちらそちらから登場されると、一緒に参加してる気がしてきます。
憲法の問題は、舞台の上の物じゃなくて、私たち全員の問題なんですよね
こういう作品に携わって頂くとファンとして誇らしいです
他に文学座からチリの女性を演じられた山谷典子さんと
総理に喰ってかかる民主党・小西さん演じられた田中宏樹さん。
田中さんは12日には、弁護士の川口さんを演じられます。
実物みちゃったし、ちょっとどうしようなんてプレッシャーかかった田中さん(笑)
いやぁ、ぜったいイケたでしょうね♪

リーディングのラスト。出演者の方々が、日本国憲法の序文を読まれました。
胸が震えました。
黙読より言葉に出して読んでみると、この文章の言葉の力を感じます。
わたしは、憲法改正に反対です。

6/11(火)、6/12(水) in 全労済ホール/スペース・ゼロ
by berurinrin | 2013-06-12 21:43 | 観劇感想
<< 2012&2013観劇リスト 劇団銅鑼公演No.44『不思議... >>