ピュアマリー/トリックスターエンターティーメント『マウストラップ』

ピュアマリー/トリックスターエンターティーメント『マウストラップ』 in 六本木ブルーシアター(3/15)

作 アガサ・クリスティー
翻訳 鳴海四郎
演出 ジェイソン・アーカリ


大雪の日
ラジオ放送からロンドンでの殺人事件のニュースが聞こえてきます。
ここジャイルズ(渡部将之さん)とモリー(石井麗子さん)が経営する
ゲストハウス「マンクスウェル山荘」は本日がオープン初日。
続々とお客様がやって来て大賑わい
そんな折、ロンドンで起きた殺人事件に、この山荘が
なんらかの関わりがあるらしいとトロッター刑事(森宮隆さん)がやってきます。
そして恐れていた殺人事件が起こります・・
誰が殺されたのでしょう?そして犯人は誰でなのでしょうか?

この『マウストラップ』という作品は、本場イギリスでは
なんと60周年もの超ロングラン公演なう・・ギネス記録を爆走中なのだそうです。
英国の皆様に愛されている作品なのですね。
そうそう映像化を禁止されてる作品なので、舞台を見なきゃ犯人が分からない
だから、犯人はへへへっ内緒です(笑)
で、その60周年祝年に、ここ六本木ブルーシアターで上演されました。

ブルーシアターってブルーマンやってたとこなんですね!(みてないけどf(^_^;))
道理で、ちょっとストプレのお芝居を観るには、
ちと不似合いな劇場な感じ・・舞台も広すぎる気もします。
それを利用しての舞台セットは大きくてゴージャス感たっぷし、難しい機構を上手く魅せています。
まさに高級な山荘のイメージです

一人一人この山荘に来る度に青いライトが点灯して、
印象的に登場シーンを魅せているのが面白い仕掛け。
なんだろ…ストプレにしては必要以上にダイナミックに魅せたり
違和感があるのですが、そこに遊び心を垣間見たり
ミステリーなのにお祭りみたいな盛り上がりがあったり
観た事のない不思議な感覚を感じました。
エンタメ色が強く出されています。
ただ難をいえば、単に山荘という船に乗り合わせた人たちの話というか
個人の背景がみえず、それぞれ各人がこの広い舞台をあっちやこっちと
動きまくった感があって、落ち着きがなかったかなぁ~
でも、今まで見たことがない感覚で面白かったです。
多分演出の視点が、人じゃなくて、しいて云ったら窓f(^_^;)
なんか面白いんですよ。

文学座からは、石井麗子さんがご出演。
声を掛けて下さっていつもありがとうございます。
その麗子さんは、舞台となる「マンクスウェル山荘」の女主人・モリーを演じられました。
モリーめっちゃ可愛い・・(笑)楚々としたイメージの麗子さんが
はつらつと女主人としてきびきびと切り盛りする姿、新鮮で素敵でした。
このミステリーの中で、ターゲットの一人となる過去の出来事を封印したはずが
少しずつほどけてくる不安と疑惑におびえる姿・・
そこんところの心の動きは、誰よりも印象的でした。
またそんな時は、この広い居間のセットが、不気味に同調する気がしました。

この『マウストラップ』過去に何度か上演作品を観ているのですが
実は私のマイベストは、文学座の研修科の発表会で上演された『ねずみとり』。
トロッター刑事を反田孝幸さんで、
怪しげな外国人パラビチーニ氏を松角洋平さんが演じられました。
この二人の全く異なる方向のイッちゃた感が本当にすごくて、すごくて・・
そーいえば、最近ソリ君の舞台観てないなぁ~観たいなぁ~

3/6(水)~17(日)まで in 六本木ブルーシアター

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by berurinrin | 2013-03-20 23:35 | 観劇感想