『箱根強羅ホテル』

「笑い」のシリーズ第3弾『箱根強羅ホテル』  in  新国立劇場<中劇場>

「なんか間違っています。自分達は、間違っていますって」

第一幕で、みんなで初めてパジャマを身につけて
嬉しくって歌って騒いで・・で、、、、
はたっと、現実に戻った国枝さん(内野聖陽さん)が、言う台詞です。
一番浮かれてていたのは、その国枝さんでしたが・・(笑)

そうです!なんかまちがっていますって
台本が初日三日前に出来上がったなんて。。

私は井上ひさしさんの作品は大好きです。
『円生と志ん生』も大好きだし
『国語元年』『父と暮らせば』も勿論観に行きます。
今回の『箱根強羅ホテル』も、心に染み入る音楽とノスタルジックな歌詞
やわらかな流れるような素晴らしい台詞の数々。。
登場人物全てが癖があって、人間臭くていとおしい存在で
笑いあり、悲しみあり、切なくてそして笑って・・

でも、やっぱり何かおかしいです。
新作なのもわかります。
練れば練るほど素晴らしいホンになるそうですが(うなずく)
それを待つ身の役者達、初日が開くのかとはらはらするスタッフの方々。
そして初日のチケットしか持っていないかもしれない観客の方々。
やっぱりおかしい!!
無事に初日を迎えられたのは奇跡のようだったと聞きました。
でも、よかったですね。幕が開いて(ホッ)

と、文句をいってしまいましたが・・

『箱根強羅ホテル』。。味わい深い作品ですね。
一つ一つの台詞が緻密で深くて素晴らしいのです。参りました!
そして短期間で与えられた役を自分のモノにしてしまう、
優れた俳優達の力の賜物が作品の息吹を感じさせます。

運良くシアタートークを拝見させて頂き、その時に藤木孝さんが
「自分は(中身が)“からっぽ”だと思います。だからどんな役でもやっていけます」
とても凄い事をおっしゃる方だなあ、と尊敬してしまいました。

内容を書きたいのですが
ネタバレしそうなので、感想は改めて後日書き込ませて頂きますね。

~6/8まで 新国立劇場<中劇場>
by berurinrin | 2005-05-26 22:12 | 観劇感想
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