非戦を選ぶ演劇人の会・ピースリーディングvol.15『私(わん)の村から戦争が始まる 』

非戦を選ぶ演劇人の会 ・ピースリーディングvol.15
『私(わん)の村から戦争が始まる ~沖縄やんばる・高江の人々が守ろうとするもの~』
in 全労済ホール/スペースゼロ(7/24)

作   清水弥生、瀬戸山美咲、坂手洋二
演出  鵜山仁
演出補 永井愛
照明  賀澤礼子

『沖縄県、東村高江(ひがしそんたかえ)は、沖縄本島北部の「やんばる」と呼ばれる豊かな森に囲まれた、
約160人が住む小さな集落です。
 このやんばる地方には広大な在日アメリカ軍施設「北部訓練場」があり、
隣接する高江集落でも昼夜問わず軍用ヘリコプターが上空を飛び交っています。
 1996年、日米両政府による「SACO合意」に基づいて、
米国は北部訓練場の約半分を返還することを約束しました。
沖縄の負担は軽減されるはずでした。
 ところがある日、高江集落を囲むように、米軍のヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)を新たに6つ、
増設する工事が始められました。
北部訓練場一部返還の条件として、返還される部分にあるヘリパッドを
高江に移設するということが取り決められたためです。
話し合いを求める住民の声を無視して計画は進められていきました。
 2007年の夏、このままでは高江に人が住めなくなる!
と考えた高江の住民たちは、工事現場の入り口で、座り込みを始めました。
そして2012年夏、日米政府は沖縄に、欠陥の指摘される垂直離着陸機・オスプレイを
配備しようとしています。』
(『非戦を選ぶ演劇人の会』H.Pより参照させて頂きました)

オスプレイの大きさって知っていますか?
このスペースゼロに、一機がすっぽり収まる大きな機体を持つ軍用機。
スペースゼロの客席数が、約600席としても
普通のヘリコプターより遥かに大きなものだということがわかります。
そして二つの大きな羽の直径が約11mだそうで、機体のトラブルが起こった際は、この羽が
機体から外れる作りになっているそうで、その羽が、もし頭上に落ちてきたとしたら・・
大惨事は免れないし、その責任は、誰も取ってくれないのです。
ネットで、オスプレイを検索するにつけ、なんて代物を日本に備えようとしているのか?!
やっぱり納得はいきません。
そして、今、一つの集落を潰そうとする大きな工事が国を挙げて行われつつあります。
その集落を無くすことは、自然破壊にもつながる大きな大きな恥ずべき行為です。
それに対して6年も前から道路で座り込みをしている住人達がいます。
美しい自然やんばるの森とそこに住む珍しい動物たちと共に生きて
共存関係を築いていた東村高江の住人達でした。
彼らは特別な志があるわけではありません。
今の私たちのように普通に暮らす。
ただそれだけを求めておられます。
どうしてそれが許されないのか?わたしには納得できません。

去年に続き2度目のピースリーディングに参加してきました。
恥ずかしい話、鵜山さんが演出をされなかったら
きっと拝見する機会がなかったと思いました。
でも、観ちゃったから、知っちゃったから・・今は、NOとしかいえない。
沖縄に米軍の基地があって、平和条約があって、
何か日本に危機が起こったら守ってくれるかもしれない
3.11の大震災の時は、トモダチ作戦でいち早く救助の手を差し伸べて頂きました。
ありがとうございます。
沖縄で訓練中に民間を巻き込んだ事故が起こった際は、日本の警察が関与できず
また米軍兵による事件に対してもさもありなんで
被害に遭われた方々の心情はいかばかりか・・
遡れば戦後、沖縄の人たちの住居や開墾した畑を没収し軍事基地に作り変え
その上、沖縄人を未開の原住民だと思って新たに本国からやってきた米軍兵士たちの
蛮行は、それはそれはひどいものだったそうです。
ベトナム戦争のときは、高江の人たちをベトナム人に見立てて訓練をしていたと
恐ろしい事です。

c0023954_21332171.jpg

↑新ゴーマニズム宣言『沖縄』編で復習なぞ・・f(^_^;)
(このシリーズほとんど持っていますが、『台湾編』もなかなか凄いです。)
かなり小林さんの本は過激なので、内容はすべてだとは思っていませんが
歴史を知る上で、私にとっては大事な情報源です。
でもほんとなんか・・私たちは、沖縄の人たちに、戦中、戦後とずっとずっと
負担をかけっぱなし・・・これ以上、いや、まだ負担を強いらせようとしています。
それも他人事のように・・・いいんでしょうか?!いや、よくない!

子供の頃、遊びに行くたびに祖父母が本を用意してくれていました。
ある時渡された『ひめゆりの少女たち』という本を読んで以来
遊びに沖縄には行っちゃいけないと子供心に思いまして、
実は一度も行ったことがありません。
きっと今後も観光で行くことはないと思いますが
もし行く機会があったら、高江に行きたいです
つーか高江を目的に行きたいと思います。

と、前置きが相変わらず長くてすみません(すでに書き始めて3時間は経過してますがf(^_^;))
スペースゼロのロビーはすでに活気に満ちていて、みなさん手弁当でノーギャラ
物品販売も寄付集めもみなさんの手によるものです。
そんな物品コーナーには、恒例のTシャツや手作り缶バッチ、そして高江の染物の手ぬぐい
缶バッチと手ぬぐいを購入させて頂きました。↓これかーいいでしょう♪
c0023954_21341146.jpg

缶バッチには、飛べないと鳥ヤンバルクイナと人魚姫のモデルのジュゴン!
知っていますか?ジュゴンって沖縄にもいるんですよ★
でもヘリパットが出来ちゃうとジュゴンの棲家の湾は消滅して絶滅してしまうそうです。
またヘリパット建設のために道路が出来て、車の往来が増え、
のんびり歩くヤンバルクイナが車に轢かれて死んでしまう事故が多発してるそうです
写真が展示してありました(涙)

舞台は、まさに今、遠く沖縄、東村高江で24時間座り込みされている風景が
再現されていました。
ヘリパット建設を強行しようとする建設作業員も同じ沖縄の人たち。
彼らも好きでやってるわけじゃない苦悩する側面もみえてきます。
高江の人たちの説得に手を止める作業員。

いったいこのこの国を動かしている人たちは、何を思っているんでしょうか?
台詞にあった通りに●oogleで高江の写真を検索すると、雲のように白い影が映ります。
そこに米軍基地があるから作為的にそうしてるのが一目瞭然。
なんとかせにんといかん・・ですね。
わたしもちゃんと考えます。
高江の現状を知るには→やんばる東村、高江の現状

文学座からは、寺田路恵さん、山谷典子さん、沢田冬樹さん、采澤靖起さんが
ご参加されていました。
おばあを演じられた寺田さんの魂の叫び・・・やっぱりNOと答えます。

7/18(水)、7/19(木) in 全労済ホール/スペースゼロ
by berurinrin | 2012-08-14 21:39 | 観劇感想