イッツフォーリーズ公演『ミュージカルでないスペシャルな「天切り松 最終版」』

イッツフォーリーズ公演『ミュージカルでないスペシャルな「天切り松 最終版」~とん平一座 8年間の旅路』
    in アトリエフォンテーヌ(4/14)
ミュージカル『天切り松』人情闇がたり
 
原作 浅田次郎(「天切り松 闇がたり」集英社刊)
脚本 水谷龍二
演出 鵜山仁

スペシャル『天切り松 最終版』
構成・演出 井上一馬

現代のと・ある留置場。
老人・松蔵(左とん平さん)は、今日も語ります。
“闇がたり”といって、六尺四方から先には聞こえないという夜盗の声音を使って・
それは松蔵がまだ子供だった頃の大正時代。
義賊と呼ばれた目細の安吉親分に引き取られた
幼い松蔵さん(金村瞳さん)の目から見たいくつかのエピソード・・
それは、今や死語になりつつある義理と人情の溢れた世界です。

本編は、4つのエピソードからなる物語を休憩入れて3時間程の作品ですが
スペシャルということで、その中の3つのお話が展開されました。
清水の次郎長親分の手下・小政(井上文彦さん)の
古き良き時代の渡世人の流儀に生きたお話「残俠」。
湯屋に行くお金を無くした男の子イサオ(西垣陽子さん)と知り合った
説教強盗の寅弥さん(井上一馬さん)が、陸軍大臣の家に強盗に入る「初湯千両」。
そして左とん平さんを中心としたリーディング形式で展開された
網走刑務所に囚われた親分に会いに行く「銀次蔭杯」。
ミュージカル『天切り松』の総集編のような構成で、初見の人にも親しみやすい作りになっています。

初演は2004年ここアトリエフォンティーヌで幕を開けた『天切り松』
とうとうこの日の昼夜の公演。回数でいうと200そして201回をもってラストステージになったそうです。
思えば、初演を見逃しましたが、再演から拝見し続け
紀伊國屋サザンシアター、アトリエフォンテーヌ、亀有リリオホールと首都圏以外に
極寒の旭川、台風に見舞われた直後の四日市と追っかけさせて頂きました。
ホント楽しかったなぁ~

この作品の、独自のとん平さんのスタイルで、私のミュージカルの概念を変えてくれた気がします。
なんで、この作品が好きなんだろう私・・・
なんか温かいんですよね~一つ一つのエピソードが、沁みてくるんですよ。
でもって、気持ちが良い場面がいっぱい詰まってるんですよ。
音楽も歌詞も、直球(笑)なので、すんなり五感に入ってくるし
とん平さんの世界の中に、ふわっと包まれて、こぼれるように出てくるさまざまな昔語り
小政さんの仁義を切るシーンや寅弥さんの説教やら・・。
喜怒哀楽がちりばめられた大好きな作品でした。マジなんか寂しい・・・

カーテンコールでは、とん平さんの独自のユニークなMCでご出演者全員を紹介されて
夜の部では、脚本家の水谷龍二さんと鵜山さんが登場されました。
そーいえばチラシの出演者にしっかり鵜山さんの名前がありましたっけ(笑)
舞台に登場された鵜山さんは、最後「はっか飴」という曲を皆さんと歌われました。
マイクがなくても、しっかり鵜山さんの声は、しっかり私の耳に届きました(*^_^*) 超満足♪
歌う鵜山さんもめっちゃ素敵なのでした

終演後、客席にいらした中川雅子さんに声を掛けて頂きました。
中川さんから今は亡き愛猫ベルの事、気にかけて下さって本当に嬉しかったです。
家に帰って、ちゃんとベルに伝えました。ありがとうございます♪
そんな中川さんは、ご一緒にいらしていたパーカッショニスト横田大司さんと金沢映子さんと
「おはなしDecoBee(デコビー)」というユニットを組まれて活動もされています。
来月公演も行うそうです♪
なかなか拝見する機会がないのですが、とても気になるユニットです
きっと楽しいんだろうなぁ~(*^_^*)

で、もって鵜山さん(笑)
色々大変な日々をお過ごしだったと思いますが、そのさっぱりしたお顔を拝見して
もうこっちまですっきり(笑)大丈夫、大丈夫です♪

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4/14(土) in アトリエフォンテーヌ
by berurinrin | 2012-04-15 19:09 | 観劇感想