SAKASUZAKASU第二回公演『hondana』

SAKASUZAKASU第二回公演『hondana』 in SPACE雑遊(1/20)

作   松坂早苗
演出 福島三郎

聡さん(内谷正文さん)、光江さん(松坂早苗さん)、みほろさん(春日井静奈さん)は、
それぞれお父さんが違う異父兄妹。
この日は、彼らのお母さん(安井真理子さん)のご主人のお葬式・・・。
それから・・と、ある日。
30歳もの年の離れた図書館に勤める西田大介さん(綱島剛太郎さん)と
お母さんは、運命的な出会から、交際を始めます。
ところがある日、お母さんは脳梗塞で突然倒れます

最近は、年の差婚とか流行ってますからね
とはいえ・・女性が70代で男性が40代・・・なくもないか?!(笑)
恋愛は自由だから、良いと思います(笑)
でもこのお母さんを演じられた安井さん。座組みの中じゃ一番お若い(笑)のに一番の老け役。
ところが全く老けたメイクをしていない・・
多分、西田さんのイメージの中の姿なのかもしれませんね。
デート中、ちょっと気持ちよくなっちゃうと眠っちゃう、それもグーグー言って(笑)
そんな姿も西田さんにとっては、愛しい存在なのかもしれません。
つーか誰が見ても超可愛い!
なんとnonnonのモデルさんだったんですねぇ~、どーりで顔小っちゃい。スタイル超華奢(笑)
でも、この幸せなほのぼのとした風景は、つかの間・・だったのです。

なかなかリアルなお話なのです。
この三兄妹たち。なかなかシビアな事情を抱えていて
聡さんは、バツイチで仕事も辞め、同級生・高瀬充さん(木津誠之さん)の家に候中。
光江さんは、本屋に勤めるも恋愛中の店長(木津誠之さん)に二股をかけられ
専業主婦のみほろさんは、夫・仁志さん(神保良介さん)がうつ病となり会社を長期休暇中。
で、高瀬さんは、子供の頃にさんざん聡さんに虐められて
いつかの復讐の機会をうかがっていています。
そんな中のお母さんの入院が重なって
と、ちょっと話が盛りだくさんで、あっぷあっぷしそうで、いったいどうまとまるのか?
と観ていてヒヤヒヤしてしまいました。
そこんところは、かなり俳優陣の力が影響されていると思います。
個性のぶつかり合いのすさまじさ見事なキャストでしたねっ

最近思うのですが、演じる方の手による戯曲って
きっといっぱい伝えたいことがあって、それが溢れそうで書いているのかなぁ~って
登場人物のそれぞれの人間性や関係性までも言葉として発信したくなっちゃうのかなぁ
もうちょっと削ったらすっきりするのに、なんかもったいないお化けがでちゃった気がします
でも、彼らの抱えてる問題は、そのまんま
今の時代の私たちの問題でもあるんですよね。
それだけ私たちが問題を抱えて生きているのかと・・生きることは本当に難しいです。

印象的だったのは、劇中に出てくる「バイバイバード」という絵本のお話。
バイバイとしか言えないバートという名前の鳥さんの運命を描いたお話。
なんか切なかったなぁ・・

文学座からは、木津誠之さんがご出演。
めづらしくも二役とも悪役さん(笑)
虐められっ子で、マザコンの弁護士・高瀬さんと二股かけちゃうエロ店長!
う~ん、どちらも女の敵っ!とぉ~!!
終幕、聡さんへの復讐が叶わなかった高瀬さんが、自暴自棄になった時に
光江さんが、困った聡さんに「抱きしめなさい!」ってアドバイスするシーン。
その姿は舞台上では観せないけれども、高瀬さん泣き声がいつまでも続くシーンが
凍った氷が溶けて清水になるような・・清々しくてとても印象的でした。

終演後、「悪人やっちゃった~」と、はにかんだ笑顔の木津さん。
実は、悪人だけじゃなくて体も張っちゃいましたけど(笑)
丁度、偶然に浅野雅博さんもご覧になっていて「悪人が一番!」って褒められていましたよぉ♪
そーそー悪人万歳ですもんねぇ~
ぜひ、意外な木津さんの姿、かなり貴重ですよぉ~
そして浅野さんは、連日撮影でお忙しそうです(*^_^*)
で、ものすごく久しぶりに郷太郎さんにもご挨拶できてちょっと嬉しかったです。
すごく色気がある俳優さんです。でもきっと私の事、忘れているんだろーな(爆)ハハハ

1/19(木)~24(火)SPACE雑遊
by berurinrin | 2012-01-20 23:16 | 観劇感想
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