青年座交流プロジェクト『欲望という名の電車』その2

青年座交流プロジェクト『欲望という名の電車』 in 
                                   世田谷パブリックシアター(12/15,24)

作  テネシー・ウィリアムズ
訳  鳴海四郎
演出 鵜山仁

ニューオリンズのこの町に一人の女性が現れます。
「欲望」という名の電車に乗って「墓場」という電車に乗換え
ここ「極楽」駅で降りたったブランチ・デュボア(高畑淳子さん)
妹ステラ(神野三鈴さん)を訪ねてはるばるやってきたのでした。
妹との再会の喜びもつかぬ間。
ブランチにとって、ステラの友人達・・貧しくても気のいい仲間たちに囲まれて生き生きと過ごす彼ら
中でもステラの夫スタンリー・コワルフスキ(宅間孝行さん)の粗暴な振舞いに
少女のような繊細なブランチの神経は、少しずつ崩れて・・

キラリ☆ふじみでお目見えしてから、約一週間後にやってきました三茶!
世田谷パブリックシアターで無事に『欲望という名の電車』開幕しました~!
芝居とは違う意味で、はらはらドキドキのキラリの公演ではありましたが
なんせ芝居はライブだからね。そりゃハプニングもありますね
今回は青年座交流プロジェクトだけに
青年座をこよなく愛する友人と久々に一年振り?いやもっと?!観劇いたしました。
この友人とは、なんせ10代からの付き合いなもんで、一年二年会わなくても
多分付き合いの濃さからいって何ともないというか、あんまり関係ないんですよね。
まぁ、良いも悪いもさらけ出して付き合ってるので、気取る必要が全くないのです。
ありがたいと思います。そんな友人というか仲間が何人もいる事が、きっと私の唯一の財産かも♪
つーか、女の子ちっくな、べたべたした友情って苦手なんです。
基本は、来る者拒まず、去る者追わず・・・だから可愛げがないのかもしれませんねぇ~
人によって言葉を変えて話すのも苦手だし人見知りだし、ウソは苦手。
あっ秘密は絶対守りますョ
それにしても彼女といい、なんでわたしの友人たちは、ディープな嗜好を持っているのだろうか(笑)
そんなこんなで(笑)私らも久々に地味ながら青年座vs文学座での交流イベントみたいなもんでした(笑)。

さて、キラリ☆ふじみでは、舞台全体が見える中央後ろ側の席で楽しませて頂きましたが
今回は、友人にお願しての席だったので、前方の超良席でした。舞台近っ(笑)ありがとう!
なので細かいセットや俳優の表情をしっかり拝見できました。
キラリと世田パブでは、舞台の構造もキャパも違うので、スライドの位置など多少の変化がありましたが
一番違うのは、音!
キラリでは、元来は演奏会など音楽鑑賞に向いている劇場構造だそうで
どうしても小曽根真さんのピアノに俳優の声や動きが負けちゃう気がしました。
が、世田パブでは、小曽根さんの演奏中に食器の音や俳優の動く靴音、衣擦れさえも聞こえます。
これが生のピアノが特別なものでなく、演劇の要素の一つとして融合されて作品に彩り
加わっているんだぁ~そう感じると、この形がより特別なものに見えて感動といか超感激!!
その上、照明の細やかな美しさ・・すごい作品です。

鵜山さんが「もっと良くなってるはず・・」って、キラリの公演後におっしゃっていたのですが、
こういう事だったのかなぁ~
それにしても、このような大人の香り漂う上質な贅沢な舞台を拝見できたのが、嬉しくて嬉しくて
めっちゃ感動しきり・・
そーいえば、第一幕でブランチが付けるラジオ。
そのラジオの曲に合わせてブランチとミッチー(小林正寛さん)がダンスをしようとして
スタンリーが怒ってラジオを「とーっ!!」って、ほうり投げちゃう(><)
そのラジオから流れる歌声・・実は鵜山さんだったんですョ
もぉ~っと聴きたかったよぉ(><) ・・その時は、ラジオを壊したスタンリーに
個人的に殺意を覚えましたが・・(嘘です(笑))
ちなみに伴奏は小曽根さんです。
でも本番で使われるかどうか?!わからないから内緒って(笑)とはいえお稽古していたそうです(笑)
後日、千秋楽の日に舞台に上がれって言われて嫌だっておっしゃった鵜山さん。
「えー上がったらきっと(お客様に)喜ばれるのにぃ」
「歌わされそうだし、ヤダよ~もう忘れちゃったし」
なんか、世田パブの初日乾杯に参加させて頂いたのですが、もう出演者、キャストの皆さんがアットホームで
楽しさが伝わってくる座組みだったんです。
だから、きっと千秋楽・・鵜山さんが、舞台に上がったら歌うのは、きっと必須だったかもしれませんねぇ(笑)

文学座からは、金内喜久夫さん、塾一久さん、山本道子さん。
そして川辺邦弘さん
冒頭緩やかに髪をいじりながら2階から現れるユニス(山本道子さん)のシルエットが、小曽根さんのピアノと重なってとても綺麗でした。
派手な喧嘩も笑えちゃう素敵な旦那はんスチーブ(塾一久さん)。
ポーカーをしながら食べたナッツ?を、お口からだーっと(笑)お下品だけど、愛すべきキャラなパブロ(川辺邦弘さん)。
ブランチを迎えにくる医師の金内さんが、そっとブランチの手の上に自分の手を重ねる時の
その手の温かいが、伝わってくるような優しいまなざしとそのしぐさほろり・・
文学座以外の方々もみなさん、本当に素敵な方々ばかり~
ミッチー演じる小林さんのぶきっちょな愛情表現の微笑ましさ、
花売りの津田さんの声の美しさ、反面、看護婦の毅然とした姿。
交流プロジェクト最高!

ロビーで、ビーバーのような笑顔の製作のSさんと友人と三人で話していた時
「実はね、鵜山さんを影で“スーパーヒトシ”君って呼んでんだよ(笑)」って
「確かに(爆笑)“スーパーヒトシ”君!」
ホント青年座の皆さん明るい!
くまさんのように温かい~ほんわかMさん(実は、とても偉い人なんですけどf(^_^;))は、
今回の公演の無事開幕の喜びを、お会いするたびに熱っぽく語って下さる姿に、
毎回、感動と感謝でいっぱいでした。たくさんのお気遣いも!!ありがとうございますm(_ _)m
おかげでたっぷり元気を頂いちゃいました♪
あっ、モチロン“スーパーヒトシ”君(笑)にもそのネーミングは報告済です(笑)はい。

と、いう事で、この作品がわたしの観劇納めとなりました。
思えば今年は、鵜山さん演出のこまつ座『化粧』が芝居初め。そして締めも鵜山さん★うひゃうひゃ
今年もめっちゃ幸せな一年でした


12/15(木)~12/25(日) in 世田谷パブリックシアター
by berurinrin | 2011-12-25 23:42 | 観劇感想
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