東京タンバリン・東京日仏学院共同企画『破産した男』

東京タンバリン・東京日仏学院共同企画
2011/2012あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ
『破産した男』 in  あうるすぽっと(10/6)

作  ダヴィッド・レスコ
翻訳 奥平敦子
演出 高井浩子

破産した男(今井朋彦さん)の元から、今まさに妻であった女(内田敦子さん)が
二人で住んでいた部屋から出ていこうとしています。
男は、女の荷物から一冊の本を譲ってもらいます。
女と入れ違いに破産管財人(太田宏さん)が現れ、彼の財産を見分していきます。
そして所有物を物色し、清算していきます。

お初の東京タンバリンでした。
全体をモノトーンで統一されたおしゃれな舞台装置。
そこかしこから音が降り注ぐ不思議な感覚を覚えました。
後半は、今井さんの日本語で語られるモノローグさえも一つの音のように感じられて
ふわふわしてきました(笑)
面白かったですねぇ~

フランスの戯曲は楽しいっ
でもそれを楽しめるのは、役者の力量というか
言葉を楽しめる方が演じないと、なぜかすごく観ていて恥ずかしくなっちゃう
まぁ、これはフランスの翻訳劇に限ったことじゃないと思うんですけど
特にフランスの戯曲って、目に見えるもの見えないものすべてを絡めとって
詩的に言葉にしちゃう・・そんな心地よさが楽しいだけに
演じられる方にとっては、かなり難儀なのかもしれません。
なもんで、文章として読むと本当に楽しいです。
これがまた俳優の体を通して語られると、楽しさもウン十倍にも膨れ上がります~♪
この戯曲の掲載されている<コレクション現代フランス語圏演劇シリーズ>は、
出版される度に購入していますが、面白いですよぉ~
次回いつ出版されるのでしょう状態で、本屋さんにチェックが欠かせません
まぁそれも楽しみです♪

文学座からは、今井朋彦さんがご出演。
借金の返済の為に、管財人の手にかかり少しずつ所有物がなくなって
いく男を演じられています。
生活する為の必需品は、その類からははずされ彼の所有のままでいるはずが
彼はそれらを手放してしまいます。

なんかねぇ~私たちの身の回りっちゃなんですが
わたしの部屋なんか見廻してみると、ほんとモノで溢れかえっておりまして
最近、運動不足の愛猫の為に購入したキャットタワーが、これまたかさばるし
全く彼らは使わない・・・(><)
管財人さんが欲しい・・・うそうそ
でも本当に欲しいものって、なかなか手に入れるのは困難で、だからこそ欲しい・・
あ~、冷蔵庫のゴムパッキンの間を伸びたり縮んだりしながら
その先にわたしは何を得られるんだろう・・・
つーか何を掴むんだろう・・・
その前に何が欲しいんだろう・・・
ダメだ、モノに溢れた中では絞りきれない。

それにしても今井さんの動きがしなやかで綺麗!
かなり前に拝見した、今井さんがご出演されたコンポラリーダンス
パパ・タラフマラ『HEART of GOOD-百年の孤独』での人間業とは
思えないふにゃふにゃした動きを思い出しました。
とても気持ちのいい楽しい作品でした

さてこの日は、終演後にシアタートークがありまして
なんとゲストは、鵜山仁さん♪ふふふっ!いえ~す★
もちろん狙ってチケットをゲットしたんですけどね♪

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10/6(木)~10(月)まで in あうるすぽっと
by berurinrin | 2011-10-11 23:29 | 観劇感想
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