イッツフォーリーズ公演ミュージカル『青空の時間』

いずみたく追悼没20年記念
イッツフォーリーズ公演
ミュージカル『青空の時間』in 紀伊國屋サザンシアター(8/10)

作  辻仁成
脚本 中島敦彦
演出 鵜山仁
作詞 佐藤万理
音楽 吉田さとる

真珠湾攻撃から50年後、
当時、攻撃に加わわり、一機の飛行機に乗り込んだ3人の軍人たち
白河周作さん(駒田一さん)、早瀬光男さん(宮川浩さん)、栗城尚吾さん(井上一馬さん)
現在は75歳を迎えた彼らは、再会を果たします。




久しぶりに再会した彼らは、ひょんなことからハワイに行くことになります。
現地で通訳のケイト(勝部祐子さん)の案内で、パールハーバーに向かった三人
そこで彼らが攻撃した艦隊ウエストバージニアの乗組員で
当時、爆撃され今なお足を負傷した状態のアメリカ人リチャード(グレッグ・デールさん)と
運命的な出会いをすることになります。

アロハ~の国が舞台。
好きなんですよハワイ。やっぱハワイかフランスが好き。
父が入院した3年前までは、両親は毎年寒い2月になると、
日本を飛び出し1ヶ月間ハワイに滞在しておりました。
そんなわたしも会社員となってからは5回程行ってまして
数々の珍道中を繰り返してきました。
一番の思い出は、友人がマウイマラソンに出るというので
応援に、ゴールぎりぎりのシャッターチャンスを撮りたくて
カメラ片手に一緒に走っていたら、やつも必死に走るもんでカメラ目線が撮れず
そのまま一緒にゴールしちゃって、みんなに「おめでとう!!」と言われ
水やら果物やら渡され握手までしちゃって・・・すみません状態(><)
一瞬、アスリート気分を味わっちゃった(笑)
ハワイ楽し!また行きたい!住みたい!
今は海外なんて・・夢のまた夢状態ですが・・・

過去にハワイでレンタカーを借りましてオアフ島一周をしたことがあります。
ホノルルの左上の突端にヨコハマビーチという名前のビーチがありまして
現地の人に「横浜から来たんです」「おー横浜!ヨコハマ!」と言われ
オレンジをもらった思い出が・・
その帰りに寄ったのが、パールハーバーにあるUSSアリゾナ記念館。
そこそこ混雑していたのですが、日本人の姿は私たちのみ
聞くと日本人向けの観光ツアーには、載っていないそうです。
確かにガイドブックには、小さく載っているだけです。
で、東洋人というと見かけるのは韓国人や中国人。
また子供たちの課外授業も行われていました。
ビジターセンターでは、亡くなった戦没者の写真(あちらの方は笑顔の写真が多いですね)やネームプレートやら
遺品の数々に沿って日本人の遺品やゼロ戦や魚雷が展示してあり
違和感と同時に切ないというより、やり切れない気分になった思いでした。
青い空の下、ビジターセンターのある対岸から海に浮かんアリゾナを眺めて帰りました。
もうひとつのハワイを体験した貴重な時間でした。

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その時のパンフを読み返してみると
「1941年12月7日。不名誉な日」とあります
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・・・・戦争を知らない私が何を言う権利はないと思いますが
過去の大きな過ち、教訓は、絶対忘れない。

ちなみにアリゾナ記念館の白い建物で両端が高く中央が低い曲線を帯びた建物は
建築家アルフレッド・プライス氏。
“中央部が低くなっており両端が力強く頑丈なイメージのこの設計は、
最初の敗北と最終勝利を表現しています。
総合的印象派はひとつの平静です。この建物は、ただ哀しみではなく
これを見た人々にそれぞれの反応や感情を感じてもらいたいのです”
(パンフレットより抜粋いたしました)

んっ、と長い前置きですみません
鵜山さんの演出は、『天切り松』についでの作品です。
初めて『天切り松』を拝見した時、色んなびっくりの出会いがありましたが
今では、わたしの中でお気に入りの作品です。
&『ゆれる車の音』『『くにこ』と鵜山さんと作家・中島敦彦さんとの3回目のタッグです。

中島さんは、『フツーの生活』戦中戦後争三部作。沖縄編、長崎編、宮崎編と上演され
長崎編、宮崎編と拝見しましたが、それぞれ心に沁みこんでくる素晴らしい作品でした。
が、今回は・・・
中島さんらしい、ユーモアの中に秘められた悲しみとか滑稽さというより
過去の現実を恐れずに生きる男たちの気持ちを
直球で攻めてこようとされた感じが、どうも私の中に入ってこなかった気がします。
わたしが女性だからなのかなぁ・・
感情移入できる女性がいなかったのか・・
・・・と、実はまだ自分の中で消化できず・・・
初日だったからかなぁ~不思議な熱気が伝わる会場の雰囲気にも馴染めず
そうだ、ここ数日来の夜中から明け方に掛けての胃痛の余韻?!
でもなにより悲しかったのは
繊細なお芝居の空気が、一瞬にして挿入ナンバーの楽曲の強さに消されてしまう
とても残念なシーンがいくつもあったこと。
いくつもの言葉を費やすよりも、メロディの力には到底勝てないのかなぁと
なんか切ない気分・・・。

とはいえ、前の席にご覧になっていた女性が
泣きながら食い入るように舞台をご覧になって
カーテンコールでは、手を挙げて拍手している姿を拝見すると
胸が詰まって・・と、そうこうしながら、いつの間にか
ぬくぬくと心が温まってきた自分に気が付いて
あ~やっぱり私は鵜山さんの作り出す世界が大好きなんだなぁ~と
改めて気づいてしまったのでした。
観終わった頃には、いいじゃんミュージカル素敵じゃん(笑)
すいません。
軽いんですよ自分(笑)

まずは、原作をしっかり読んでリベンジです!
最近ぜんぜん本が読めないのはツイッターに時間を取られてるせいだとわかりました。
まじやばい自分。また本買っちゃった(><)
改めて、今後は読書の時間を大切にします。
そんなんで、今以上にツイッターが、おなざりになりそうなので承認制にさせて頂きました。
ごめんなさいm(_ _)m

8/10(水)~8/14(日)まで in 紀伊國屋サザンシアター
8/24(水)in 宝山ホール
by berurinrin | 2011-08-12 21:36 | 観劇感想
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