『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』バックステージ見学&ミニ交流会

7月アトリエの会『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?
終演後にバックステージ見学&ミニ交流会が行われました

何気に3回目観劇の『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』。
だんだんヒートアップしてきて、それはそれは面白くなってきていますョ。

愛の摂理に悩む家族とその友人の苦悩
彼らの幕引きに待ち構えている結末
ドキドキしながらもあまりにも極端な愛ゆえ、どう対処したらいいか?
もう笑うっきゃない・・喜怒哀楽・・突き詰めると笑いなんだなぁ~と
思ってしまいます。

中学高校と通っていた学校は、緑の多い学校で併設してある修道院では
シスター達が畑を耕していたり、果物を植えたりして
なぜか山羊も飼っていて、朝の登校時に草を食んだりしてました。
山羊・・けっこう凶暴で、ちょっとからかうと
ものすごい勢いで追っかけきて、背中めがけて突進してくるんです。
でお尻や背中に頭突きをされてバランス崩して転んじゃったり、山羊やばいです(笑)
これは、命に関わると(笑)なんとかしなきゃと
当時は、シスターの栽培したみかんを盗んで、スクールバックに詰めて学校で食べたりしていた
ちょっとやんちゃ盛りだったので
友情を深めようと、その山羊にティシュペーパーを食べさせてみたら、食べちゃうもんで
面白くて毎日食べさせていたら
シスターに見つかって、ものすごく怒られました。

あ~山羊つながりで、前置きがすみません
さて、この日の終演後は、バックステージツアーが行われました。
バックステージツアーは、パートナーズ会員の方に知り合いの方がいらしたら
同伴可能なので、なかなか目にすることのできない舞台の裏側をみせて頂けるチャンス!
機会があったらぜひ!面白いですよぉ~(*^_^*)

丁度、舞台の上では、スタッフの方々が掃除機や箒で清掃中。
劇中、マーティン・グレイ(今村俊一さん)の浮気相手を知った妻・スティービー(富沢亜古さん)は
怒りにまかせて、居間に飾っていたお皿や花瓶、置物を投げつけて壊しまくります(笑)
その芝居中に投げられるお皿や花瓶、置物の残骸を掃除されておられるのでした。
初日、舞台正面で拝見しておりましたら、破片が足もとに転がってきて
よくよくみると断片が土?!
素焼きにする前の段階の乾燥させた土の状態のものを使っているそうです。
あるスタッフの方のお母様が、陶芸をされておられるそうで
お皿や花瓶・・と、形を作って頂いているそうです。
舞台上にちらばる破片なので、実際の陶器を使うと大変危険という配慮の元。
色々実験をされたそうです。
とはいえ、固めた土なので、やはり上に膝とかついてしまうと痛いらしいですが
まぁ、人の力のほうが勝る強度との事です。
舞台両側に飾っていますが
割っていいものとダメなものと区別されてるそうです。

さて、舞台上ではまだまだお掃除中ですが
お疲れなのに出演者の方々が、姿を見せて下さいました。
今回翻訳された添田園子さんのご挨拶に続き
しばし質疑応答タイム♪
緊張しいで、普段は質問なんてできないのですが
最近、どうも会話を振られる事が多い気が・・f(^_^;)
ならばと・・今村さんが、お稽古場で、妻スティービーと恋人のシルビアの名前を
言い間違えちゃった事が、実は、面白かったんですが、
ちょっと心に引っかかっていまして
最近になって、「マーティンの中の愛情の比重が同じだからこその混乱なのでしょうか?」と
ずーずーしくも伺ってしまいました。
「奥様への愛とシルビアへの愛は別物」愛情を混在するには、奥様に申し訳ない・・と
まさにマーティンらしい今村さんご返事を頂きました。
「スティービーのスとシルビアのシが、同じような発音なので間違えちゃう(笑)」と
彼の親友ロス役の若松泰弘さん。
確かに音が似てますね。

今村さんと亜古さんのバトル合戦で、お二人の喉のケアを心配されたお客さまに対して
「喉から血が出た」と今村さんf(^_^;)プロポリスとか自然なものでケアをされてるそうです。
反対に何にもされないと亜古さんは「犬の声帯を持ってる(笑)」と
今まで病院に行ったことがない・・と、すご~い亜古さん。
そして最後に息子ビリーを演じられた采澤靖起さんから
ご挨拶をうかがってから
念願のシルビアに会いに(笑)上手舞台袖に・・

すると、いましたそこに・・・横たわったシルビア。
半目で、かつては真っ白だったそうで
今はすっかりその姿は、泥や埃にまみれ・・
喉からは、ざっくり切られた傷口もリアルで、血糊もだっくだくf(^_^;)
側には、すたっふ~(笑)の西本由香さんが説明をしてくれました。
特注でお願いしたもちろんぬいぐるみさんです。
敬意をこめて、そっとひずめに触れされて頂きました。合掌

ふとシルビアから目線をあげると「やぁ、スティービー」と
書かれた白い紙が貼ってありました。
ロスの第一声?!面白い~(笑)
それにビリーがプレセントした小鳥の置物もありました。

客席に戻ると、わーいわーい演出された鵜山仁さん♪
やっとご到着です!間に合ってよかったでぅ
今度は、質疑応答中心の鵜山さんと添田さんとプチ交流会が行われました。
不思議な舞台セットだけに、質問もおのずとセット中心になりました。
演出のご苦労ということで、やはり置物の壊すことの実際とウソの違いで
粉砕することで演じてる方も観てる方も達成感があるんじゃないかと
けれどそこもウソの世界が混じってるわけで、それが客席にどう伝わるかが
よくわからないと、おっしゃる鵜山さん。
よくよく考えてみると、実際自分で「えいっ!」って壊した事がない・・
せいぜい手を滑らせてコップやお皿を割る程度の日常なので(それはちょっちゅうf(^_^;))
なので、こうなると見せて頂ければ、おのずと信じちゃうもんですね。

照明が綺麗・・というお客様からの感想がありました。
そう冒頭のグリーンの照明が、ふあっと綺麗ですよね
鵜山さんが、照明の技術が発展していてLEDを使うと、一瞬で色の変化が出来ると
教えて下さいました。
ただこのアイデアは、照明の中山奈美さんの提案で、「まっいいか」と鵜山さん。
照明に関してはスタッフの方々のご意見を尊重されたそうで
ご自身のオリジナリティは全くて、楽をしちゃったと(笑)

舞台下手側に飾ってある写真立て
よぉ~く見ると首から上がないんですよ。
結婚式の写真なのに・・ちと怖い感じもしますが・・
ちょっといたずらしちゃったと鵜山さん。
で、「ちょっと自慢」とおっしゃりながら、舞台上手の本棚の中から
本を持って来られた鵜山さん。
本物の本を白く汚してもらったそうです。
普通は、汚すというと黒とか茶色とか、使い込むというイメージですが
真逆の「白く汚した感じ」ってどうだろう・・と思われたそうです。

音楽に関しては、冒頭、終幕と使われているのは「埴生の宿」
イングランド民謡で、原題は「Home Sweet Home」。
『オズの魔法使い』の中で、ドロシーが「家ほど素敵なところはない」と念じると
家に帰れるそうですが、この曲にもこの言葉が何度も出てくるそうです。
う~深いというか一見、皮肉にもとらえそうな遊び心の入った選曲ですね♪
マーティンが、シルビアとの出会いを語るシーンのBGM。
これはオーボエの曲なんですが、「オーボエを吹くとやっぱ山羊かなぁ~」と
ケンタウロスとかのイメージというか、
「全部、思い込みなんで、いい加減にやっちゃって・・(笑)」と鵜山さん
いえいえホント音楽も素敵ですよねぇ~
オーボエの名曲だとは知らなかったぁ~
偶然わたしも同じCDを持っているんです(ちょっと自慢)というのも
最近、月一枚ピンと来た室内楽のCDを買っているんですが、
単純にジャケットの男性がデビット・ボウイ似だったから(笑)まさにピンときた♪
わたしこそいい加減ですねぇ~違う意味で、好きな人に似てくるというか(すみません)

先日、ご覧になった方から、セットの赤い線について聞かれたので
この機会に鵜山さんに質問させて頂くと
「白く汚れている家に、ちょっと血の気を入れようとしたのかな」と
これは乘峯雅寛さんのイメージらしいです。
こういう感じになるとは思っておられなかったそうです。
柔らかいタッチのイメージで、線を入れてエッジを効かせつつ上品なお部屋を・・と
思われたそうです。
神宮外苑とか行くとネットがあって、ネットの先の空って不思議な空間に見えるそうで
破片をガードする必要もあってこうなったそうです。
お稽古見学の時にネットがすごく印象的で、で、拝見したのが舞台下手側だったので
まさに山羊小屋に見えたのですが
鵜山さんから「正面からみたらベットにも見えるでしょう」と言われたのでした。
お稽古見学のレポでは、一応ネタバレになるのでxxにさせて頂きましたf(^_^;)

鵜山さんからもう一つ気になっていたと
後半、父マーティンが、息子ビリーに「英語だ!」っていうシーン。
どう思いますか?と聞かれました。
これも「見立て」のようで、そういわれたら世界が確立するイメージで
みなさん納得されたそうですが、また笑ってもらえたら
それはそれでよかったと鵜山さん。

添田さんが、ビリーがネットをわーっとやってびりっと壊しちゃうシーン。
初めて見た時びっくりして笑っちゃったそうです。
わたしも初日びっくりして、終演後に采澤さんに伺ったら
ネットをわーと、したのは采澤さんのアイデアで、
ビリッは鵜山さんのアイデアだったそうです。
「彼も何か壊さないと家族の一員になれないんじゃないか(笑)」と鵜山さん。
鵜山さん曰く、采澤さんは、やりたがりさんだそうで(笑)
スタッフの方に「(采澤さんだけ)野放しですか?」と(笑)
そーいえば采澤さんも「好きにやらせて頂いて、背中をおして下さる」と
だから、上から目線で(爆笑)「いい演出家」だと、おっしゃっていましたっけ(*^_^*)

と、かなり遅い時間までお付き合いして下さった鵜山さんと添田さん。
いつものバックステージツアーとは趣向が違いましたが
こういうのも素敵ですね♪
この後、打ち合わせに向かわれる鵜山さんのお姿を見送って、
ご一緒して下さったお友達たちと駅に向かって歩いていたら、
すたっふぅ~(笑)の西本っあんと合流★
今日の舞台最高だったね!!と日々面白くなってくる生ライブの舞台の楽しさを
分かち合いながらの帰路でありました。
by berurinrin | 2011-07-24 20:40 | 稽古場/舞台裏話