劇団銅鑼公演NO.40『カタクリの花の咲く頃』

劇団銅鑼公演NO.40『カタクリの花の咲く頃』 in 俳優座劇場(2/24)

作   栗木英章
演出  山田昭一 

昔、沢内村では開業医がおらずに栄養失調や衛生環境の悪さから老人や
乳児の命が奪われることが多く、特に乳児の死亡率も大変高かったそうです。
そんな中に着任された深沢晟雄(ふかさわ まさお)村長の尽力と村人達の協力の元
彼らの生活が改善され、全国で注目されるようになったそうです。
現在は、沢内村は近隣の町と統合され西和賀町となった旧・沢内村。
猛吹雪の中、命の危険を冒して、出産を迎える若い夫婦の元に向かう
保健婦達の当時の活躍を描いた芝居を皆の手で上演しようと
町役場職員の永井次郎さん(三田直門さん)を中心に動き始めます。

実在する町を舞台にしたお話だそうです。
この町は、芝居同様に最近になって近隣の町と合併したそうですが
それ以前は、人口の少ない過疎の村なりに、独自の姿勢を貫いた
一つのモデルケースとして成功したそうです。
深沢晟雄村長の尽力と周りの村民の協力と信頼関係の成せる技・・
本当に頭の下がることです。
けれども恥ずかしながら・・わたしも詳しいお話はしらないのですが・・

誰もがこの先の人生にとって切り離すことの出来ない老人福祉問題と
未来の日本を背負って生きる子ども達への福祉問題について
連日のようにメディアが取り沙汰しています。
いったいこれから私達は、どう生きていくんだろう
子ども達は、私達の溢れんばかりのツケをどうやって解消するんだろう
先のことを考えると不安だらけです。
とはいえ、わたしにとっての目下の不安の種は、愛猫ベルのこと・・・
2階にある私の部屋で、ほぼ一日を過ごしているベルではありますが
一日のうち数回は、居間のある1階と2階を往復します。
が、2.3日前から、居間に降りてきたものの
階段を登って2階の部屋に戻ることが出来ない・・
階段の下で、前足を階段に乗せてぎゃーぎゃー鳴いています。
確実に彼女に忍び寄ってきている老いの姿。
と、思ったら今日の朝は、元気に私の前でよいしょよいしょと、階段を登ってました。
ドアの前で、ひと声「にゃーお」(とっとと、ドアを開けなはれ)
昔は、ドアのノブに向かってジャンピングアタックをして力技で開けていた
強気な猫でしたが・・
がんばれ、がんばれ
でも近い将来、愛猫介護がわたしにとっての最優先課題になります。
実際は、優先しなきゃいけない事項はあるんですけどね。
それにしても、年と共に食っちゃ寝てーのベルなもんで、かなりな肥満ねこ・・。
介護はもちろんさせて頂くけど、その前に少しダイエットに協力して欲しいもんです。

話が、だいぶずれてしまいましたが・・・
豪雪地帯にある一つの集落のお話です。
過去にこの村でホームステイをしていた青年が、都会に馴染めずリストラされ
行き着いた先は、温かい人たちに囲まれた思い出のこの町。
過去の過ちから村から逃げるように都会に出て、癒しを求めて戻ってきた娘。
都会育ちでこの村に嫁いだ娘の不安や
一人残した母の怪我で急遽戻っきた都会に住んでいる息子とその娘。
出稼ぎでリストラにあって音信不通だった夫が戻ってきたりや
都会の大学に憧れる息子・・
それぞれ抱える不安や問題点を、周りの人々と話し合い解決しながら
一歩一歩、信頼感を確立していきます。
冒頭のシーン、背景の山脈に四季を映し出す照明がとても美しくて
この芝居の登場人物たちの清らかな精神を表現しているようでした。

ただ・・・どうしても問題定義のある作品というのは、
そんじゃなくても社会問題を扱う作品というのは
やっぱ固くなりがちになりますが
ここに登場するキャラクター達が、軽いというか、ゆる系で、前向きで
悩める問題はお話の中で殆ど解決しちゃうし、なので
そう難しいシーンはないのですが、どうも同じシチュエーションを繰り返しを
見せられてる気がするんですよねぇ~
それは、彼らが常に集い語り合うことによって現状を打破し一歩ずつ前進して
いく事なのですが、それがちょっと安易になりすぎている気がします。
でも、とても面白い試みの作品だと思いました。

終演後は、呑み友の落ち着きの無い(笑)子沢山の町役場職員役の三田さんと
制作のHさんと三人で、いい感じの呑み屋さんで
散々、飲んで語って笑って酔って終電を乗り過ごすという
全くもって学ばない毎回のパターンで(笑)
楽しい時間を過ごさせて頂きました。

2/23(水) ~ 2/27(日) in 俳優座劇場
by berurinrin | 2011-04-14 23:51 | 観劇感想