『ダーウィンの城』アフタートークその1

アトリエ60周年記念公演第三弾『ダーヴィンの城』終演後に行なわれた
アフタートークに参加してきました。
表現とかニュアンスは勝手な解釈をしていますので、
そこんとこはゆる~く察してくださいね。

出席者は、全キャストと演出された高橋正徳さん、ゲストは、脚本を書かれた鐘下辰男さんです。
司会をされたのは、チハルさん(藤崎あかねさん)の年の離れた夫シンドウヤスヒロさんを
演じられた大原康裕さんです。
まずは、ご出演者の方々の役名&自己紹介からスタートです。
「本日は、今日は、ありがとうございます」と川辺邦弘さんのご挨拶に
「噛んでる」と早速、高橋克明さんからのツッコミです(笑)
「きっと、いろんな感想をお持ちだと思います。忌憚のないご意見を」と、中村彰男さん。
いい座組み・・いい雰囲気です♪

1997年文学座アトリエの会『寒花』(西川信廣さん・演出)、1999年『北の阿修羅は生きているか』に
続いて3本目となる鐘下作品ということで、演出された高橋さんから説明がありました。
1年半位前から準備が始まったそうで、20~21世紀の「諍い」に合うテーマを探していた中
2010年の現代、そしてこれから先を見据えるというか日本を舞台に・・と考えると、鐘下さん?!
小林勝也さんに相談して、勝也さん経由で鐘下さんとコンタクトを取られたそうです。
勝也さんは、鐘下さん率いる演劇企画集団「THEガジラ」によくご出演されています。
「今の日本の諍いを書いて欲しかった」と高橋さん。
鐘下さんからは、
勝也さんから電話で「高橋正徳」って知ってるか?と、聞かれ「はい」と(笑)
「(ノリ君の)言いたい事を言ってくれれば書きますよ」♪
コーヒーを飲みながら、二人して秋葉原事件や映画「ルーキーズ」とかの話をしながら
あるゲーデットマンション(=城)で、ある程度規制されたマンションの中での
それぞれの家族の物語から・・と、始まったそうです。
とはいえ、13人の登場人物って今まで鐘下さんは書かれた事がなかったそうで
頭の中で13人が、動き出すのが大変だったそうです。

「その13人っていうのは、鐘下さんに対しての挑戦だった」とノリ君。
通常、鐘下さんの描く人物構成というのはアンサンブルなどがいても、軸は5人位。
「今回は13人の俳優、それも文学座の誇る1~13位の役者を揃えたので
ちゃんと13人分の物語を書いて下さい」とお願いしたそうです。
THEガジラとは、とは違うものを書いて欲しかったそうです。

大原さんから、9月に入ってお稽古が始まり
お稽古初日には完成台本でお稽古が出来たそうで
お芝居のシーン毎の流れに沿った説明を踏まえながら進行されました。

先ずは、極悪非道(笑)の克明さんに「苦労は?」と
すかさず、克明さん「脱ぐシーン(笑)」
ああっ、そうなんですよf(^_^;)克明さんと櫻井章喜さんと川辺邦弘さんが
「せーの、えいっ」って、フルヌードをご披露しちゃったんですねぇ、いやいや参った参ったf(^_^;)
克明さん曰く、この為にオーデションしたと(笑)自慢されていましたf(^_^;)
慣れたら楽しいらしく・・「60周年で脱いじゃって・・(笑)」
「アトリエ初で、冒頭に一人で立ってしゃべって、脱いじゃって(笑)裸一貫で」と川辺さん。
櫻井さんのキャラクターは、なかなか決まらなくて・・とノリ君。
飲料水のCM“DAKARA”の余分三兄弟の脂肪さんを演じてる櫻井さんは、ちょっとぽっちゃりさん。
でも、高校時代はサッカーされてたそうで、体育会系ぽっちゃりさん♪
なので、その運動神経のよさと体型とのキャラクターをどういう方向に持って行ったらいいか
瞬発力をどう抑えるか?!稽古場でぶれたりしながら決めていかれたそうです。

「で、出せてんの?!」と、ツッコミは克明さんで(笑)
「いい感じで(笑)」と、櫻井さん。

で、肝心のヒロイン・チハルさんを演じた藤崎あかねさんに、大原さんから聞かれると
やっぱすかさず(笑)克明さん「ボコボコだからね」と
「本当はヤなんですけど・・貴重な経験をさせてもらってます」と元気に発言するあかねさん。
終演後すぐのアフタートークなのにお疲れの姿も見せず、元気なあかねさん。
出演者みなさんから「根性がある!」と言われ、客席からも「うん、うん」と声がありました。

で、ここまでがプロローグ。

赤ちゃんを誘拐された若い夫婦を演じる斉藤祐一さんと牧野紗也子さん。
「今まで楽しい雰囲気でいるのに、袖ですごい顔してこっちを見てる」と牧野さん。
斉藤さんの目が、黒目がちでくりんとして可愛いだけに、目を剥いた表情されるとめっちゃ怖いですもんね。
音大出身の牧野さんのハミング素敵でしたよね。

大原さん、植田真介さん、川辺邦弘さんが並んで、超絶で囁くように台詞を言って
それがモニターに映って、中村彰男さんがそのTV画面を見てるシーン。
あれは以前、TVに出演したオ○ムの人たちをリメイクされたそうです。
超絶の台詞をよく聞いていると、実名とか入っていてリアルで怖かったですもん。

「鐘下作品は、初めて」だとおっしゃったのは、金内喜久夫さん。
緊張しながら演じられてるそうですが「台詞は身近に感じる」と、おっしゃっていました。

男性カップルは、石橋徹郎さんと植田真介さん。
立ち稽古から、キスしてたというお二人(笑)
「目が合うとキスしたくなる(笑)」と石橋さん。すっかり二人だけ世界の入ってるようで!(* ̄m ̄)プッ
「お前らだけだよ(笑)」と克明さん
「ゲイといっても相手に愛着を持つ気持ちは、普通と変わらない」と石橋さん。
二人の出番は、4.5シーンだったそうで
「起承転結で、人物のストーリーが作りやすかった、ひとりよがりしちゃうと芝居は作れない。
美術、照明・・話し合いながら作っていくのが楽しかった」
「・・・それが一番理解できてなかった石橋さん(爆)」とノリ君。
あれ~(笑)素晴らしい発言をされたのに・・ねぇ石橋さん(笑)

音楽について、あの暴力的なシーンのBGMはPerfumeの『チョコレート・ディスコ』
曲を聴くとそのシーンが蘇えってきて、怖いんですけどぉ(笑)
「ああいうJ-POPを、文学座で流す事はないので、僕達らしい音楽を選んだ」とノリ君。
普段、家でチハルさんが聴いていそうな曲を選んだそうです。

高橋克明さんが演じられるショウゴさんのお母さんを演じられた吉野由志子さん。
初日のお稽古開始時間を一時間間違えてしまったそうで、しっかりしてそうな吉野さんの
可愛らしい一面を語って下さいました。
「正直言って、ばばぁは、ショックでした」と吉野さん。
一応ひらがなで書いてみたんですが、口調はカタカナ的な発音でf(^_^;)
台本には「ばばぁ」でト書きに「それ程ばばぁではない」と鐘下さんの愛を感じられたそうです。
お稽古中も、克明さんが
「ばばぁ!!」と言った後に「でも、見えないけどね」と言っておられたそうです。
そんなやりとりの中でショウゴに対して好きになってきた・・
ラストに「誰が言うの?ばばぁって」と金内さんの台詞に、どーんと愛情が出てくるとおっしゃっていました。

奥さんがキャリアウーマンで、若い子(チハルさん)と浮気をするタケノリさんを演じた中村彰男さんは、
「そりゃ色々ありますが(チハルさんを)本当に殴ってる。ふりだけしてもだめで
えー見たくない人もいると思います」
このシーン、ばちんばちんっと本当に殴る音が聞こえるんですよ。
叩かれる側のあかねちゃんに「痛い?」って聞いたら「全然痛くない」とケロッとしてました。
逆に血糊で肌が荒れる方が辛いそうです。

そのキャリアウーマンのミサトさんこと征矢かおるさん。
「もうちょっと若い時に振って欲しかった・・それなりに努力してきました」と
いやいやお若いし、素敵なプロポーションでしたねっ
お稽古場で慣れるために早い時間から、地明かりの中スリップ姿でお稽古をされていたそうです。
アトリエは10年振りで、嬉しそうに語って下さいました。

「大原さん、自分の事は?」とノリ君のツッコミです(笑)
大原さんといえば、年の若い妻・チハルに言った一言「脱げー!!!」ですよね。超怖かったf(^_^;)
「(「脱げ!」)言った事が無いので、次のシーンに繋がるよう頑張って言ってますf(^_^;)」
珍しくも役名も同じ“ヤスヒロ”さんでした(笑)

舞台美術は、三作品とも同じ乘峯雅寛さんによるものです。
三作品とも同じ空間なのに全く違いましたよね。
「今回は、線だけで勝負しよう」とノリ君。マンションの見取り図を参考にされたそうです。

ここからは質問タイム!
それは次回へ続きます!
by berurinrin | 2010-11-07 18:09 | イベント
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