俳優座プロデュースNO.85『家族の写真』

俳優座プロデュースNO.85『家族の写真』 in 俳優座劇場(10/28)

作   ナジェージダ・プテゥーシキナ
翻訳 大森雅子
演出 鵜山仁

古風な調度品に囲まれたアパートの一室。
年老いた母ソフィア(中村たつさん)と娘ターニャ(日下由美さん)は二人暮らし。
自分の死期が近いことを感じるソフィアは、ターニャを一人残して
死ぬ事が何よりも心残り・・ぜめて恋人がいたら・・
そんな時、偶然にアパートの部屋を間違えて
現れたのはイーゴリ(石田圭祐さん)
母を気遣うターニャーは、ついイーゴリを婚約者としてソフィアに紹介してしまいます。

初演、再演、そして再々演!!
毎回ながらこの作品を観ると、とっても優しい気持ちになります。
なんか最近の世の中、殺伐としてるじゃないですか
なんとなーく年齢的に孤独感を感じたり
つい本屋さんで「おひとりさまの・・・」とか、そんなタイトルが気になっちゃって
手によってパラパラしちゃう、そんな日々の生活のひとコマ中。
わたしだって色々あるんですよf(^_^;)それなりにね(笑)

登場する4人の人物もそれぞれ孤独を感じています。
それがひょんな事から魂が寄添い一つの絆が生まれていく過程。
このお話は、大人のおとぎ話として一時の夢を見ることができます。
疲れた時、寂しい時・・このお話は、わたしにとって心の特効薬になります。
きっと私だけじゃなくて、疲れた心に寄添って優しく癒してくれるはず・・
ぜひ色んな方に観て頂きたいです。

文学座からは、初演からご出演されてる石田圭祐さん。
愛しい”はりねずみ”ちゃん(笑)を訪ねて、ひょんなことからソフィア母子と
関わってしまうお茶目なイーゴリ。
あまりの居心地の良さに「(お腹が)痛い、痛い(ここに)居たい(笑)」なんて
もう愛嬌たっぷり、おとぼけて可愛い素敵な紳士です。
アトリエ60周年記念公演『トロイアの女たち』では、
妻ヘレネ(松岡依都美さん)を奪還しに来たスパルタの王・メネラオスを演じられてました

初日のこの日、ご好意で初日乾杯に声を掛けて頂きました。
『東京原子核クラブ』が、例会作品として横浜で上演されて
以来、制作のほっこり笑顔のHさん、前説も素敵なMさんにはお世話になっています。
「美味しい♪」とビールを飲んで満面の笑顔のたつさん♪
本当に可愛らしい(失礼ですが・・)方です
たつさんについて「益々元気にお若くなる。10年後も楽しみ」と
超ロングラン(笑)を予感させる?!鵜山さんが、ご挨拶されてました。
たつさんや石田さんに限らず、皆様の息がぴったりで、言葉も艶っぽくて・・
そのノリの良さに観ていて幸せ気分でした。
特に、たつさんのころころ変わっていく(笑)決め台詞には、思い出しても!(* ̄m ̄)プッ

「実は『トロイアの女たち』観れなかった」と、鵜山さん。
あ~「観たい観たい」と、おっしゃっていたんですけど・・残念でした・・・お忙しいですもんねぇ~
そんな鵜山さんに「つめたいからっ~」と豪快に笑う石田さん。

この作品は、東京公演のあと~12/18まで東北地方を巡演されます。
心が辛くなったら癒されに、いずれかの地へ観に行こうかなぁ~と言ったら
「おいで、おいで」と、たつさん
ターニャがソフィーの思いを実現できるように
わたしもたつさんの声に抗えな~い(^^)/ ・・まじ行きそうです(笑)

10/28(木)~11/3(水) in 俳優座劇場
by berurinrin | 2010-10-31 19:57 | 観劇感想