『トロイアの女たち』解説講座<その1>

文学座アトリエ60周年記念 イベント第2弾
古代ギリシャ悲劇を現代感覚で伝える翻訳家・山形治江による
『トロイアの女たち』解説講座

・・・に参加してきました(笑)
どうやら『トロイアの女たち』が10倍楽しめるらしい★・・・いや、楽しめそうです♪
ギリシヤ悲劇かなり好きなんですけど、苦手意識が強い私。
なんで苦手意識が強いのかって、参加してわかりました!
それは、役名が長くて覚えにくい・・そのうちにこんがらがってくる(笑)
なので、それを押えちゃえば、もっともっと楽しくなるんじゃないかなぁ~と
つーことで、皆様とご一緒にギリシャ悲劇を楽しめたらいいなぁ~と思いました。

講師は、ギリシャ悲劇上演と、なればこの方の存在なくしては実現ができない・・と
いえるほどの第一人者の山形さん。
どんな方なのか・・と、思いきやめちゃめちゃ気さくな先生で(笑)
こんなに陽気な方がギリシャ悲劇を語るのですかぁ?と思ってしまうほど
あっという間の約2時間のレクチャーでした。

このイベントの趣旨は、はっきり『トロイアの女たち』の通になって頂く事。
なので観劇する事を前提としての講座でありました。
そして、観たらアンケートに感想を書いて欲しいとおっしゃいました。
講座に参加して、通になって通の目で感想を書く事によって、よりギリシャ悲劇を楽しむ事ができる
と、山形さんのお話が始まりました。

『トロイアの女たち』は、戦争に負けた国の女たちの悲劇を描いたお話です。
父、夫、兄弟、子供・・男達は皆殺しにされ、残された女たちが戦勝国の
男達の奴隷となり、その行く末を決められるがままに流されていく・・・
が、こういう事になっちゃたのか?・・というと
そもそもは、ギリシャ神話の美神選び・・いわゆるミスコンが元凶だったそうです。
エントリーした女神たちは
結婚の神ヘラ(嫉妬深く、どちらかというと(笑)皇族系)、
知恵の女神アテナ(戦術、どちらかというと(笑)宝塚系)
美の女神アフロディテ(性愛、どちらかというと(笑)グラビア系)
で、審判員はトロイアの王子パリス。
三人の女神達は、パリスに自分を勝たせてくれたら引き換えにと、賄賂を提示します。
ヘラは、「アジアとヨーロッパの王様の地位」→権力
アテネは、「ギリシャの征服」→武勇
アフロディテは「ヘレネ」→美女

トロイアの王子パリスは、アフロディテを選びます。
報酬にもらったのは、絶世の美女へレネを手に入れますが
ヘレネはすでに人妻だったから大変。
夫は、スパルタの王・メネラオス。
メネラオスは、同盟を結んでいるギリシャ諸国に夫の権利を奪われたと、ヘレネ奪還と報復を訴えて
兄・アルゴスの王・アガメムノンを総大将にして、連合国と共に軍を起こします。


       クリュタイムネストラ(姉)= アルゴス王・アガメムノン(兄)   
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トロイア王子パリス →  ヘレネ(妹) = スパルタ王・メネラオス(弟)


トロイア側
ギリシャ連合軍側

そして、この戦いにはギリシヤの神々も参加していました。
アフロディテはもちろんトロイア側
美神争いに負けたヘラとアテネは、ギリシャ側
そして開戦から10年後、トロイアは陥落します。
by berurinrin | 2010-09-06 23:02 | イベント
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