『モジョミキボー』アフタートーク第二回目<その2>

いままでに一番台詞が入らなかったと浅野雅博さん。
「大変そうだった」とおっしゃる演出助手の斎藤栄作さんからは
「(台本を)2.3ページずつ進んで、一音一句直して、戻してと・・」
「先が読めないって(笑)」と、鵜山仁さん。
日々不安な気持ちで過していたと、おっしゃったのは石橋徹郎さん。
いやぁ~本当に大変だったんですね。
『西埠頭』の初日に偶然お会いして、その時に舞台を拝見した浅野さんが
「よしっ!台詞覚えよ!」って、ご自分に渇を入れてまして
思わずっ冗談とf(^_^;)「えっ!まだですか?」とツッコミを入れてしまいましたが
本当に、本当に大変に作業だったんですねっ・・・

それまでは稽古だけでなく毎日行なっていた営業の仕事もめっちゃ大変だったそうです。
「営業する為に、この芝居をしたいわけじゃない(笑)」
「プロデューサーになりたいわけじゃない!」(笑)x2
「芝居をしたいんだ!!」(笑)x3

何とか自分達の形になってきたのは、初日の四日前とか(劇場)入りの二日前とか、
「稽古の前に、まず二人で本読みをしていこう」と始めてからだったそうです。
それまでは段取りや役に変わりに追われたりと・・
自主稽古が出来るようになって、台詞がかなり入ってきたとおっしゃっていました。
そんな二人を見ていた斎藤さんが、初日が開くまで不安だったそうで・・
初日の飲み会で、鵜山さんに「(初日の成功を)どの辺から予測して、
考えていたんですか?」
と聞いた所・・鵜山さんからは「計算とかない。と、お芝居は愛だと思うんだよね」という
お返事が返ったそうです・・・いやぁん、素敵ですねぇ~もう、鵜山さんったら
ちょっぴり照れる鵜山さんに「顔が赤くなっちゃって(笑)」
と、囃し立てるモジョとミキボー達!ホントくそがきども・・です(笑)

鵜山さんから
「でも楽ですよね。愛着が持てる作品とかって」
と、いいながら(笑)一番楽だったのは、営業活動までしてる二人なんだから・・と
「今回は何言っても絶対に降りないだろうと(笑)役者に降りられたら、
自分は何にも出来ないんだから不安だし、いつも基本的に不安だから・・今回は、愛と言いたい(笑)」
っとよくわかないけど・・そうおっしゃる鵜山さんは、素敵でしたよ~☆彡
平川さんから、「愛着が持てる作品」のポイントを聞かれた鵜山さん。
そんな鵜山さんのお好きな本ということで「ダブリン市民」(ジェイムズ・ジョイス作)を
引き合いに出され、その作品にも子供が二人登場するそうですが・・・
う、私は未読なんで、ぜひ読みます
「学校をサボってる時間って最高だよね!」と鵜山さん。
5月なんて陽気も良いしボートに乗ったり、学生時代やっちゃった(笑)
経験(?!)を嬉しそうに語る鵜山さん
「それらが人生の支えになっている。そんな逸脱するガキ二人でも反則だよね!」
うふふっ嬉しそうです。
私は映画『フェリスはある朝、突然に』という映画が大好きなんですが
それも男の子が、学校をサボって赤いフェラーリに乗って一日遊びまくるお話なんですよ。
やっぱり、心にずんときますよね(*^_^*)
平川さんも、ガキ同士の抗争とか自転車の盗み合いとか、一対一の戦いとか
やっぱり子供の頃に重なると、浅野さん達も秘密基地とか作っておられたそうです。
でも・・
「何役もやるっていうことで頭が一杯で、愛よりも必死だった」と石橋さん・・ですよねぇ

彼らを取り巻く政治的な事は、全く触れていないのでと舞台装置に対してのことを
平川さんから鵜山さんに説明を求められると
美術に関しては、オレンジ色しか言っていないので色彩の対立とか、
美術プランの乗峯雅寛さん(今回、舞台監督も兼任)と
実はどっからどこまで鵜山さんのアイデアか乗峯さんのプランか不明だそうです。
というのも、あくまで言葉のキャッチボールだから
北アイルランド関係のアドバイザーとしておられる石橋秀彦さんから
グリーンはカトリックでオレンジとぶつかる世界や
北アイルランドの対抗派として変な少佐が出ちゃったり
『不思議な国のアリス』みたいな・・現実か非現実か?ファンタジーな世界。
こうやって落書きで様子が違ったり、こういう空間だし、
かきわりにして書いちゃったらどうか?って
グロテスクな壁画とか実際の写真を縮小したものだそうです。
鵜山さんや乗峯さんが自宅で、カラープリントして切って貼られたそうです。

丁度、この日が中日に当ったそうです。
演出助手の斉藤さん。
そうだ!斉藤さんは「懐中電灯おんな」のお人形さんを作られた方なんですよ!
ご自身のブログにその過程がUPされてますよ!
初日から35ステージのロングの舞台をやった事がないそうで
どうしてもダレというのか、安定してくると初日にあった危ういギリの台詞の面白味が
安定して面白くなくなる。」そんな不安をお持ちだったそうです。
それを鵜山さんにぶつけてみたら
「安定はない(爆)これはずっと不安定なまま行くから」って言われたそうです。
確かにそうだ・・と、思ったそうです(笑)
石橋さんからは、二、三日前の話で、本番間際に鵜山さんから突然電話が入って
「あの場面の、あれは・・」と、急なダメ出し(笑)すごく緊張すると石橋さん。
「それも本番直前!本番前!」
「そりゃ、安定できないよねぇ(笑)」
するとしたり顔の鵜山さん(笑)
「どうでもよかったんだけど(笑)、元気かなぁ~って★便利になりましたね、携帯って」
・・そんな鵜山さんが最高に素敵♪x2

さてブランコのシーンの質問がありました。
前回のトークでも話題になりましたよね(*^_^*)
乗ってる気分は「嬉しい」と、浅野さん。
相変わらずその日によって違うそうで、女性が近くだと「もっと高くぅ~」とか、
怖そうな人だと「早く止めてよぉ」とか(笑)

10年位前からこの劇場を知ってる斉藤さんも窓は知らなかったそうです。
「窓を開けてくれと言わんばかりに、そこにあるから」と鵜山さん
「気候も良いしね」(笑)夜は夜で、また素敵でしたね★
一応、窓を開ける事に対して劇場の方に相談したところ
「外に向かって声を出さなければいい」と
後は、自己責任でお願いしますと寛大なお言葉を頂いたそうです。
でも窓開けると足場も何にもないそうで、下手したら、
まっさかさま~(><)かなり・・ちょっと怖いですが
「それも自己責任で」と
ブランコに関してもやはり劇場の方から
「自己責任で」(笑)でも、ちゃんと毎回万が一の為に乗峯さんがチェックされるそうです。
「(ブランコに乗ることについて)心配はするけど、始まったら楽しくなっちゃう」と浅野さん。

決闘の後、大急ぎで走って逃げるシーンが大変で、へとへとになるそうです。
浅野さんが転んで「あっあっ」(笑)って石橋さんに助けられるシーン。
「あれ、やってくれって言ってないよね」と鵜山さん
なんか稽古場でお二人が始められたそうです(笑)
「7回くらいやったら(笑)」by鵜山さん
「台詞出てこなくなっちゃう(笑)」by浅野さん

一ヶ月公演ありきの舞台。すごくありがたい
最初に決めたのは、翻訳劇を一ヶ月下北のOFF・OFFでやる事だったそうで
「NYのオフオフみたいにしたかった」と浅野さん。
けっこう瀬戸際事業で、ダメだったらすっからかんになる・・・
決まってから半年位、色んな本読みをして
本当は自主企画で5.6人位でやろうと思っていたそうです。
小道具係りとか営業とか分担を決められるから・・
3人芝居の本だと鵜山さんも参加されたそうで、2人が感情を入れながら読んでるなかで
鵜山さんの番が来ると「ぼそぼそぼそ・・・」(笑)

初台で欧米の戯曲を皆で翻訳して読み合わせたりした企画
上演したり、蓄積して発信して共有していけたらいい。
と、鵜山さん。
そんな中で『モジョミキボー』の本は、初台の(鵜山さんの)机の上に
しばらく置いてあったそうで
作品がなかなか決まらなくて、電話で話をしながら、ぺらぺらめくってみたら
「あれ~こんなところに2人芝居らしい本があるぞぉ~」と、彼らも映画をみて
戯曲のト書きを見てぴったりだと、即決したそうです。
つーか、もうこれしかない・・という状態で
あとは鵜山さんを信用して、・・と、鵜山さん
「とにかくやっぱり企画っていうものはリスクがある。水ものじゃないか、一寸先は
闇みたいなもんだし、体が持つかどうか(笑)
日々決心しいる姿が、りりしいっていうか可愛い・・」
疑おうと思えばいくらでも疑える世界、一から誰かにお膳立てされたわけじゃなく
一から取り組められたのが、鵜山さんご自身楽しかったそうです。

「気が早いけど、早く再演して欲しい位に思ってる」と平川さん。
「制作は、もうないですね(笑)」
まっとどのつまりは、鵜山さんはかっこよかったって事で(・・・f(^_^;))

これで、わたしの『モジョミキボー』はおしまいです。
大成功でよかった、よかった。まじよかった(*^_^*) ほんとよかった・・・・。
いやぁ楽しかったですね。もう、祭りでした(笑)
まぁ私自身も色々ありましたが、振り返ってみると楽しい新鮮な出来事ばかり
っていうのも皆さん楽しんでいるんですもん。
お世話になった皆様ありがとうございました。
かっこすてきな制作のFさん!ありがとうございました!
このレポも友人の助けられてなんとかUPできました!
会う度に、後ろの小さな窓から手を出してくれたり、顔を見せてくれたのは
超プリティな栗原亜衣ちゃん!ありがとう♪
ゴルドーニのMさん!!ありがとうございました。
モジョミキボー』、下北ベルファストの住民の皆様ありがとうございました。
そして頑張る人たちには温かい応援を横浜演劇鑑賞会の素敵な先輩方、誇らしかったなぁ~

温かい言葉と励ましを掛けてくれた大演出家(あえて名前はいわないもん)まじありがとうっ★
もちょっと頑張れそうです(*^_^*)
by berurinrin | 2010-06-12 01:04 | イベント