『モジョミキボー』アフタートーク第一回目<その2>

劇中、映画館から出て、コーラグミを食べなから会話するシーンで
突然、窓を開けちゃってびっくりしましたよね(*^_^*)
このアイデアは、劇場入りしてから決まったそうです。
それまでは舞台の中央にしゃがんで稽古をされたそうです。
「雨の日なんかどうするんですか?」と司会の三崎力さん
「雨降ったら傘を差すんですよ」と浅野雅博さんと石橋徹郎さん。ちゃんと傘も仕込んであるそうです。
あんなに一杯観ておきながら傘のシーンはお目に掛かれず・・・残念な私f(^_^;)
「えっ~、傘も鵜山演出?!」
電話で、鵜山仁さんに「雨降ってるんですが、傘差してイイですか?」と連絡されたそうで
「いいよ」と(笑)お返事を頂いたそうです。ダメって言う理由がないからねっ!って

ブランコのシーン!!びっくりしましたよねっ、とくに座布団席が出た日にゃ~って感じで(笑)
「劇場で、縦にブランコやると面白いんですよね」と、かるーく鵜山さん(笑)
客席に向かってブランコするんですよね。
臨場感たっぷり、何でもないことで人生変わるかも・・と鵜山さん
「逆に、お客さんにとってはトラウマになっちゃうかも(笑)」と、三崎さんの切り返し面白いですねぇ
そんな話題のブランコの椅子の真下には「ウエルカム」と書かれているそうで
でも真下に座らなきゃ見えないそうです。見れましたか?!

モジョがブランコに乗って、お父さんが、ブランコを押すシーンですが
その場その場でやりとりが決まっているそうです。
「もっと高くぅ~」とか「あぶない」とか(笑)
ただこのシーン、当初、台本を読んでみると何で?このシーンがあるんだろう?と意味が
良くわからなかったと鵜山さんはおっしゃっていましたが
でもやってみて「こういう事だったのかなぁ」って、飛び道具じゃないけど・・と
なんかわかりますよね。ブランコのシーンがあることで、すごく場面のメリハリが生きた気がしましたもん。

で、ミキボーのお母さんの場面。あの宇宙人のくだりです(笑)
浅野さんがセクシーな目線で踊っておられますが
あれは台本には全く指定がないそうで、それについて鵜山さんが
稽古場で退屈だったので何とかしないと(笑)
韻が踏んであったり言葉遊びとかあったりしても、翻訳じゃ伝わらない事がどうしても起こるので
何か起こらなきゃいけない、例えばブランコのシーンも特に台本には「ブランコに乗れ」と指定が
あるわけじゃないそうです。
「でも想像すると面白い、身体パフォーマンスみたいなものも含めて変わって欲しいとか
台本には書いてないけど、伝わってくる」と、鵜山さん。
ユーチュブで検索すると、モジョの舞台映像が出てくるそうですが
見た限りでは、もうちょっと広くて、装置がない。
わたしも見てみましたが、確かに何も無い空間で男性二人が演じてる。そんな様子でした。

お父さんが亡くなる・・・実際に起こりえたお話で
1970年台頃は、お互いにグリーンとオレンジの人たちの対立があったと話があってから
「勉強したんですか?」と三島さん
思いっきり他人事のように「2人はね(笑)」あっさりと鵜山さん(笑)
オレンジパレード、グリニッジ系(プロテスタント)の祭りの時にグリーンの人たちが嫌がれせを
したりされたり、その一日の出来事が集約されている
お祭りになるとヒートアップしちゃうんでしょうね
ミキボーがモジョに「オレンジ野郎!」と、殴りかかっていましたね。。切ない場面でした。
映画を色々とご覧になったそうですが、かなりひどいものばかりとおっしゃっておられました。
わたしも何本か観ましたが、政治色の強い映像は、
かなりきついものがありますが、映像のえぐさよりも
観終わってやり切れなさとか、むなしさとか・・心が乾くような寂しさを感じました。

初日開いて、作家のマクファーティーさんからメールが届いたそうで
英語だったんで、あんまりよくわからない(笑)と、浅野さん
「おめでとう、おめでとう」とみたいな事だったと、鵜山さん。
初日の前日にもマクファーティーさんから「頑張って」みたいな(笑)応援メッセージが届いたそうです。
やっぱり芝居というかライブで上演される事は、厄介なことで、
作家ご自身にとってやっぱり嬉しい事なんじゃないかと、鵜山さんがおっしゃいます。
鈴木裕美さんが「小劇場の魂を感じられる作家」と言われました。
小劇場系なアイデアが詰まった作品・・確かにそうですね。
「2人で17役なんて大劇場ではありえないですよね。」と三崎さん。
すると「でも・・どんな芝居でも二人でやろうと思えばやれんじゃないの」と鵜山さん(爆)
三崎さんも過去に二人芝居の『ハムレット』をご覧になったことがあるとか・・・へぇ~

さて、ここからは質疑応答のコーナーでした。

「モジョとミキボーを、演じるのは30代後半から40代前半という年齢に対してやってみて
どうでしたか?」

浅野さん「やっぱそうだろうなぁと、まず子供には無理なわけで・・」
「一杯汗かいて、バカやって子供を演じても、大人の影がみえる・・そんな年代」と浅野さん。
石橋さんからは「30から40歳に上がる特有の中途半端な時期。
これは体力がないとだめだよな。50才代でやったら一ヶ月は無理だな・・と、今日思った(笑)」
「パパが同世代になるね」と鈴木裕美さん

そおいえば新国立劇場で上演された『シュートザクロウ』のパンフレットに
『モジョミキボー』の事が少し書かれていまして、その中に
銃撃テロによる父親の死によって友情を断ち切られる二人の子供達を
約30年後の二人が演じる・・そう書かれていました。

最後に舞台監督の乗峯雅寛さんをご紹介して下さいました。
わたしは乗峯さんの色気のある美しい舞台がとても好きです。
今回は美術だけでなく、リフティングの相手になったり、懐中電灯女のサーチライトや
パネルを落としたりと舞台監督を兼ねて縁の下の力持ちさんでした。

この日の二日前に新国立劇場のシアタートークにご出演された鵜山さん。
今月はいっぱいお会い出来る機会があって、かなり嬉しいのですが
ちょっとお声の調子が?!お客さまから、鵜山さんの声が聞きこえにくかったと言われた私(><)
と心配・・「快調!(笑)マイク慣れしちゃったからかなぁ~」と、鵜山さん
ならばいいのですが
お忙しいから・・ほんとに、ほんとに気をつけてくださいね。

さて、アフタートークの2回目は、また次回に!!(^^)/~~~
by berurinrin | 2010-06-02 23:27 | イベント