文学座有志による自主企画『ピンクの象と五人の紳士』

文学座有志による自主企画『ピンクの象と五人の紳士』 in 新モリヤビル1階稽古場(5/22)

作   別役実   
演出  西本由香

ぽつんと置かれたベットの上には死体?!
そこへ、かこーんと音がして空き缶が飛んできます。
無性に缶蹴りがしたくなったと紳士1(高橋克明さん)が現れます。
すると、ぽっこぽっこと竹馬がしたくなったので・・と、空き缶に紐を通してそれを履いてやってくる
紳士2(中村彰男さん)
空き缶にたっぷたっぷの水を入れて、こぼさないように右往左往しながらやってくるのは
紳士3(戸井田稔さん)。かーんと空き缶を棒で吊って、叩いて音色を楽しむ紳士4(木津誠之さん)
叔母さんが見舞いに来るからと、採ってきた花を空き缶に差す紳士5(細貝光司さん)
そこへ心臓手術中に必要な心臓移植のドナーを探しに看護士(頼経明子さん)が現れます。
すると一人の女性(奥山美代子さん)が現れます。甥っ子さんのお見舞いに来られたそうです。

この5人の紳士たちが並んだだけで可笑しい(笑)
そのうえ、ぽよ~んとした表情を浮かべる克明さんや戸井田さんに頭をぱっこ~んと叩かれる彰男さん。
へっぴり腰でうろうろ歩く戸井田さんや空き缶の音色に恍惚の表情を浮かべる木津さんや
間をたっぷり取って困った顔する細貝さん・・もうへんてこな5人に対し
それに絡むヨリちゃんや奥山さんという個性的な女優二人(笑)
それだけでも楽しすぎます(*^_^*)
お互いの重箱の隅の隅を突き合う様な、ちっちゃい(笑)会話の応酬が最高に笑えます。
もう・・吹き出しちゃいましたもん。
でも最後は、ぞぞぞぉ~って(あっ象だ)
無意識の意識に取り込まれる恐怖って、めっちゃ怖くありませんか?
急に舞台の見えない壁が四方から彼らのいる中央に向って迫ってくる・・そんな感覚を覚えました。

演出は、お芝居が始まる前に前説をやっていた西本さん。
一見、男の子風の可愛い~女の子です。
実は、お稽古場を拝見させて頂く機会がありまして
目の前で繰り広げられる風景の中、一人ぽつんと中央最前列で様子をみてる西本さんの
表情がめちゃめちゃ楽しそうで、作り手側が楽しそうにしてるんだから面白くないわけがない!
そんな事を実証させていた気がします。
それにしても個性的な俳優たちを束ねられた手腕はすごいですね!

アトリエの前では、おっと高橋正徳大演出家(笑)と亀田佳明さん。
そうだ、unksの第2回公演でノリ君は、演出されんだった。
開口一番にノリ君の口から出た言葉に愕然・・・なんでわかったんだろう・・
いつもは応援してる側のはずが逆に慰められてしまいました。
ノリ君、いいやっちゃなぁ~!ほんとありがたい(涙)
横では亀田さんが優しい笑顔を浮かべてくれてるし・・嬉しかったです。
多分、このブログを書けているのも彼らのお陰です。一人じゃなんにも楽しくないもの。
受付では、『ぬけがら』地方巡演中の山本郁子さんがお手伝い。
『ぬけがら』の郁子さんは、かっこよかったですよねぇ~

終演後は、飲みニュケーション(笑)
気がついたらもう10時近くまで、みなさんとお話していました。
奥山さんと猫談義をしていたら、犬派の戸井田さんが携帯の待ち受けの愛犬ボンちゃんを
ご披露して下さいました(笑)奥山さんも待ち受けのニャンコを、そして私の待ち受けは・・(爆)
実はボンちゃんは、アトリエの会『AWAKE AND SING !』にご出演されていたんですよ!覚えていますか☆
あっ、ちゃんとお芝居の話もたんまりさせて頂きました。

新国立劇場で別役実さんの『象』が上演された時に開催されたシアタートークで
冒頭、男(稲垣吾郎さん)のモノローグのシーンで「おつきさま」「おさかな」
という言葉が入るのですが、その意味を聞かれた別役さんが
「当時は(ご自分が)天才だったから、天才の書く事はわからない」と(笑)
で、今回は「ピンクの象」ってなんでやねん(笑)と、看護士役のヨリちゃんに伺ってみたら
アルコール依存症の方や薬の中毒患者が見る幻覚の症状を総称して
「ピンクの象」と呼ぶらしいのです。

あと残り明日がラストの『ピンクの象と五人の紳士』
観ないと後悔しちゃうかもですよ~!!

さてブログを一件、リンクの追加をしています
奥山美代子さんのブログmiyocom本舗です。奥山さんといえば、あんなに美しい女優さんなのに、
チ・チャレンジャーなイメージが・・でもそこがすごい魅力な方だと思っていました。
ブログを拝見してなんとなーくわかるような気が・・・本当に快活で楽しい写真と文章満載です☆
我が家と同じ三匹の猫達に囲まれた爆笑エピソードは必読です☆

ラストといえば『モジョミキボー』も後半戦・絶賛上演中です。
情報ブログはこちら→モジョ/ミキボーのブログ
by berurinrin | 2010-05-23 22:37 | 文学座観劇感想