『ルル~破滅への微笑み』

 in 世田谷パブリックシアター

「イープラスの得チケ」という、ありがたい低価格制度で
5.800円→3.000円で、鑑賞させて頂きました。

ルル(秋山奈津子さん)をめぐる男達の人生の破滅への物語。
と、書いてみるとルルが悪女に見えますが、彼女は男達を貶めたりはしないのです。
彼女はあるがまま、男達が勝手に破滅していくのです。
彼女は只、素直に目の前にいる男性達と愛を交わします。
男達がルルに憧れて愛して破滅していくことが、ルルの責任なのでしょうか?
でも、ルルの無邪気な生き方が、男達を、そして自分自身を
破滅へと追い詰めて行き、最後に娼婦として殺されてしまう・・・
彼女の「宿命」の物語。

場面毎にエピソードとしての注釈がついていて、とても分かりやすかったです。
シンプルな奥行きのある舞台で、行き場を失った男達が右往左往する
ダンスの振り付けがストーリー性を感じさせてユニークでした。
それにしてもルルの秋山奈津子さんの少女のような可憐な声、
美しい姿。無邪気な表情。
まさにルルそのもの。
劇中に歌声も披露されますが、ジェーンパーキンのような
甘い歌声に色気があって素敵でした。
そういえば、去年の劇団新感線「SHIROH」でも
見事な歌声を披露されていましたね。
そして、ルルを愛した男達の中の一人シェーン役の古谷一行さん。
彼の演じるシェーンはルルに殺されてしまいますが、終盤に娼婦となったルルを殺害する
「切り裂きジャック」となって現れます。
その役の違いがブラックジョーク的な要素もありました。

客席には男性の観客も結構いらしていて、男性が観た『ルル』ってどんな
感じなんでしょうね~?!

~4/17(日)まで
三軒茶屋・世田谷パブリックシアターにて
by berurinrin | 2005-04-09 22:25 | 観劇感想