『モジョミキボー』

『モジョミキボー』 in 下北沢OFF・OFFシアター(5/4)

作  オーウェン・マカファーティー
演出 鵜山仁
出演 浅野雅博/石橋徹郎

1970年初頭の北アイルランド・ベルファスト。
橋を渡ってやってきた少年モジョ(浅野雅博さん)は、公園で一人、棒で穴を掘ってる少年ミキボー
(石橋徹郎さん)と出会います。
子供同士仲良くなるのに理由はいりません。
ギャングの誓いを立てた二人は、その時から無二の親友になります。
ある日、二人は映画館で『明日に向って撃て』のブッチとサンダンスに憧れます。
二人は、映画の中のブッチとサンダンスのようにオーストラリアへ思いを重ねます。

とうとう開幕しました~Yeah~!(*^^)v
すごかった、すごかった、すごかった!
あんまり面白くって、面白くって、昼夜二回連続で観ちゃった(笑)
ぐっだいですよ。ぐっだい、くっだい(笑)←あんまり意味わかないんですが、てきとーに使ってます(笑)
浅野さん、石橋さんのお二人が、体当たりでノーストップで突っ走っています。
二人で17役(笑)比率で言うと8:9です。
私は二人芝居というと、結構退屈しちゃう時があるんですが
この作品は、二人だけの芝居なのに、3人は当たり前・・4人の登場人物が同時に現れたりと
びっくりシーンがいっぱい。
時に、出演者、観客が同時に息を飲むような、スリル一杯のブランコのシーンもあり
こんなところに窓があるんだぁ~と、自然光で魅せる昼と照明の光で工夫する夜の公演の
違いがあったり・・と、セットが細かいです。
興奮しますよ。
ちなみに影絵の姿も二人でやってるそうですよ(笑)ほんとマジすごい

モジョとミキボーの二人の男の子の冒険物語。
彼らの住む北アイルランドは「紛争」の真っ只中。
プロテスタント系とカトリック系の武装組織の争いと双方の住民の分断・・
そこに北アイルランド警察やイギリス軍の存在が絡まった「紛争」は、
1969 年から1990年代後半の停戦まで日常的に続きました。
爆弾や殺人によって、多くの市民が犠牲となった北アイルランド。
そんな彼らの頭上には空爆の爆撃の音が響き渡ります。
けれど、子供はやっぱり強いなぁと思うのです。
子供の頭の想像力には、大人はどうあっても勝てないもんです。
モジョとミキボーの少年達に立ちふさがるベルファストの状況が彼らの友情の過程に
哀しい悲劇を生んでしまいますが、それでも全体に観終わって清々しい気持ちになれるのは
彼ら二人の成長する姿を一緒に生きて感じ取れたからなのかもしれません。

この日は、初日・・文学座の座員の方々もたくさんおいでになっておられました。
昼夜それぞれ入り口で立っておられたのは、鵜山さん!素敵ですねぇ~
かっこいいですねぇ~めっちゃ楽しそうでした。
鵜山さんってば、この作品の話をされる時、本当に楽しそうにしていたんですよ。
小道具もお手伝いされたそうで
「鵜山さんのお手伝いしたのは、どこら辺にあるんですか?」って聞いたら、
舞台に向って指先をくるくるさせながら「あそこらへんかなぁ(笑)」と、楽しそう・・・・。

夜の部では、お隣がDAKARAのCM余分さん兄弟の脂肪さんこと櫻井章喜さんだったんです。
櫻井さんのご実家は、映画館を経営されていたそうで、
子供の頃から映画は生活の一部だったようです。
中でも『明日に向って撃て』は櫻井さんのお気に入りの映画だそうで、めちゃくちゃ詳しいのです。
映画を観た事のない私に、開演前にスクリーンで映る映像を説明して下さいました。
嬉しかったなぁ~映画、絶対観よっと★
芝居が終わって、櫻井さんと目が合ったら何も言わず「にかっ~」と満面の笑顔。
きっと少年時代と重なったのかもしれませんね。
男の子はきっと誰もがモジョでありミキボーの時代を通り過ぎて大人になっていくんだろうなぁ

昼と夜と、より悪ガキ度がUPしていたモジョとミキボー
彼らの冒険は始まったばかり・・・3週間ぶっちぎってください。
でも・・くれぐれもお怪我のないように!!!

5/4(火・祝)~5/30(日)まで in 下北沢OFF・OFFシアター
by berurinrin | 2010-05-05 12:26 | 観劇感想
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