文学座ファミリーシアター『わが町』その3

この日は、小学4年生になった甥っ子と観劇。
チケットもぎりでは、松岡依都美さんがお手伝い★
「今日、ゲストでコーラスするんです」
客席への入り口脇に本日のゲスト出演者の名前が貼ってありました
気づかれましたか?
毎日、日替わりでゲストの方が参加されておられたんですよ
嬉しいサプライズです★
この日は、依都美ちゃん以外に山本道子さん、つかもと景子さん、
鈴木亜希子さん、増岡裕子さん、高橋克明さんのお前が張ってありました。
(記憶なので抜けていたら済みません)
甥っ子に「(依都美さんに)『かぐや姫』のお姉さんだよぉ」と言ったら
「おおっ」と(苦笑)
依都美ちゃんは『かぐや姫』では、立派で堂々としたタイトルロールのかぐや姫を演じていました。
崩れたバランス』では、コスプレしたり、アシスタントやプロンプやら
色んな役を演じていましたね。
舞台では、結婚式のシーンで花嫁エミリー(栗田桃子さん)の付き添っていました。
そうだ、今回演出の坂口芳貞さんもご出演されていましたね
聖歌隊や死者の役・・・花嫁の父・ウェブ氏(高瀬哲朗さん)の肩に無言でポンっ!と(涙)

物品コーナーでは、松山愛佳さんがお手伝い。
甥っ子を見て「おっきくなったねぇ」と・・
トムは真夜中の庭で』が文学座観劇デビューの甥っ子でした。
今回は『かぐや姫』に続いて3回目の観劇です。
愛佳ちゃんは、トムのお友達の可愛いハティを演じていたんです。
可愛い愛佳ちゃんから勧められたら断れないですよねって
木札のストラップを購入して、オリジナルのチョコを頂いて客席へ

実は『レッツエンジョイわが町』に参加した時に、
この舞台の模型を見せて頂きました。
「あのまんまだねぇ」と、模型には小さな椅子もあったんです。
それもたっくさん(笑)
そして、いたるところに咲いているあの白い花は、
トレーシングペーパーで作られていたそうです。
花に光が当ると幻想的で不思議な雰囲気があって、とてもきれいでした。

ファミリーステージと打っていながらも作品は、子供向けにアレンジを一切していないし、
パントマイムでの演技に想像力を使いながら拝見する舞台。
子供についていけるのかしら?と、ちょっと表情を盗み見てみると
おっ、真剣に観てる・・
観終わって、甥っ子に「大丈夫?!芝居についていけた?」と、聞いてみると
「うん」
「あの椅子にじっと座っていた人たちは、亡くなった人達だったんだよ」
「うん」
「牛とか想像できた?」
「うん(今まで観た中で)一番面白かった」
えー!ちょっとびっくりの返事でした。
大人が思うよりはるかに子供の理解力は侮れないのかもしれません。
私はというと、結婚式でうるうる・・葬儀の回想の場面でうるうる・・・と
感動しまくっておりました。

さて終演後は、パートナーズ会員向けのバックステージが開催されてまして
舞台の上がった甥っ子は、ちょっと興奮気味
舞台監督の加瀬幸恵さんが、バックステージを案内して下さいました。
すると、新聞少年ジョー・クローエルを演じられた佐藤麻衣子さんと
ジョージを演じた植田真介さんがご登場。
植田さんは『レッツエンジョイかぐや姫』『レッツエンジョイわが町』と講師を務めて
下さったおかげで、甥っ子とはすっかり顔見知り。
すると外山誠二さんが通りかかって、ギターの話が始まったとたん
「ちょっと待ってて」と姿が消えたかと思うと、ギター持って戻って来られて
わが町』のオープニングのオリジナル曲を弾いて下さいました。
外山さんも『レッツエンジョイわが町』に参加して下さったんです。
主に音楽担当で、ずっとギターを弾いて下さっていました。
外山さんのギターの音色に合わせて
即興の進行係に扮する麻衣子ちゃん(笑)

「オープニングの夜明けの曲と基本のラインは一緒なんだけど・・」と
葬儀の場面のメロディーも・・う~ん、爽やかさから切なさが漂ってきます。
ミニライブ(笑)の最後は「峠の我が家」を「みなさんご一緒にぃ♪」と
「きゃー歌詞忘れたぁ~」と大騒ぎの麻衣子ちゃん(笑)にやにやしてる植田さん・・
楽しい楽しいバックステージでした。
あ、それに客席でこの光景を見ていらした『レッツエンジョイわが町』のもう一人の講師!
山谷典子さんに頭をくしゃくしゃにされてました(笑)うちの甥っ子、でれでれ状態でした(*^_^*)
この特別な出来事・・甥っ子の記憶に残るといいなぁ
帰りの電車の中で、楽しかったと言ってくれた甥っ子です。

公演が終わってお疲れなのに文学座の役者の皆さん、スタッフの方の心遣いの温かさと優しさに
超感動!!
でもって、ノリって明るいんですよね、これだから文学座のファンを止められないっ!
『わが町』!文学座、やっぱ最高っです!!
by berurinrin | 2010-04-19 23:20 | 文学座観劇感想