『象』シアター・トーク「日本の不条理劇」その2

稽古の進み方は?と大笹吉雄さんから深津篤史さんへの質問に対して
「基本的には正統で・・」と、読み稽古から始まって、(立ち稽古では)初めからこのセットでやれたそうです。
立ち稽古では、「あなたはこのリフターから降りて下さい。とか、このリフターから上がって下さい」
と、大まかな位置のみを深津さんが指定されたそうです。
「役者さんがライブ感が優れていた」と、おっしゃる深津さん。
お稽古場で細かな部分は、俳優達がライブ感覚で色んな事を試されたようです。

今回の『象』をご覧になっての感想を大笹さんから聞かれた別役さんは「かなり気に入ってる」
それは、今まで上演されてきた『象』と違って、かなり変わったニュアンスで・・
感覚的にいうと空間を「開放」してくれたと、おっしゃいます。
各場面にある廊下だとか部屋とかを仕分け無しで幻想空間を演劇空間として成立されていて
全体にふわっとしていて、客のイメージを強制しない・・
個々の役者が自由に動いているし、開放されているんじゃないかと、感じられたそうです。
開放・・という言葉を何度も繰り返し使われる別役さん・・
実は、別役さんご自身『象』という本を上演されることが、
初期の頃は好きではなかったそうです。
それというのも生理的に言葉が、べたべたした感じが嫌で、
やりきれない思いがして途中で逃げ出したくなったりされたそうで、
とはいえ、最近は、その感覚も少なくなってこられたそうですが、
この作品によって完全に開放されたそうで、作品全体を観ながら、こちら側のイメージで遊べる
役者の人たちも、それに答えて遊びもあって気に入っておられると
「深津さんの功績」別役さんは絶賛でした。
巨匠に褒められて、深津さんよかったですねぇ

普段『象』は、ミニシアター系の劇場で公演される事が多いそうで
小劇場のキャパで演じられると、また感覚が違うとおっしゃっていました。

「キャスティングは鵜山さん関係したんですか?」と大笹さんが鵜山仁さん♪うきゃ★へ質問です
「関係してるような・・しないような(笑)キャスティングを決めたわけじゃなく、
拒否権を発動しなかったという程度です(笑)」
演劇部門芸術監督の鵜山さんですがら、絶対このキャストは嫌だ~!って
言ったら、そりゃキャストが替わる事だって有り得ますもんね。
「じゃあ深津さんが関係したんですか?」と大笹さん
「僕も加担してる位ですかね(笑)」と深津さん
互いに責任を譲り合ってるぅ?!
稲垣さんでびっくりしたと、おっしゃる大笹さん別役さんにも同意を求めちゃったりされます
「別に商業的な意味はないですよね」
「やはり稲垣くんが出るという時に、出会いを画策するのもこちらの役割ですから」と鵜山さん
「実際の作業の中では違和感なく、『バージニアウルフ』なんてやってらっしゃる方ですから、
実際に観ていて遜色なく見事でしたね」と、別役さんは稲垣さんを褒められました。

まだまだ続きますよぉ

さて、今日のモジョとミキボーのご機嫌はいかがでしょうか?
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by berurinrin | 2010-03-15 22:07 | イベント