プリエールプロデュース『七本の色鉛筆』

プリエールプロデュース『七本の色鉛筆』 in 赤坂RED/THEATER(11/14)

作   矢代静一
演出 西沢栄治

七人の娘を残して、母の初七日。
まだ元気の出ない父(小林隆さん)。
亡き母は、娘達を「7本の色鉛筆」と例えて、個性を尊重して大切に大切に育て上げてきました。
ある日、六女・文代さん(黒木マリナさん)は、付き合っている年上の男性・田所さん(岡森諦さん)が
文代さんと双子の七女・巴絵さん(宮菜穂子さん)の実父であると告白します。
その事実を知りながらも他の子供たちと同じように愛情を注いできた父。
実の父を男性として慕う文代さんは、逃げ出すように家を出て行き、修道院に入るという巴絵さん。
お見合い結婚が決まった五女・明子さん(加藤亜矢子さん)と次々色んな出来事が
この家族を包んでいきます。

7本の色鉛筆だけあって、娘達はそれぞれ個性に合わせた色が入った衣装を身に付けています。
面白いのは、おでん屋さんに嫁いだ三女・みな子さん(高橋麻里さん)と夫(竹岡真悟さん)とは
同じ色の配色の衣装(笑)
セットの背景にも沢山の洋服が貼ってありました。
その手法がユニークで今や、注目の演出の西沢さん。
本来3時間超えの作品を2時間10分に短縮して、次女・菊さん(江間直子さん)が
ストーリテラーのように、一歩下がった感じで、父と姉妹の節目節目の日常の事件や
過去の父と亡き母のエピソードを紹介されました。
特に、五女・明子さんの結婚式の前夜、父が母との結婚前夜のエピソードは微笑ましいし
母と娘達に対して大きな愛情と全てを受け容れる寛大な父の姿には、じーんと来るものがありました。
題名は、可愛いものだけど、内容は決して明るいドラマが展開するわけではありませんが
心にふあっと残る、形の無い温かいものに癒される・・良い作品でした。
でもなんか、う~ん、ちょっとぶつ切りな感もなくもなく・・
切り取られ編集された戯曲の部分がどうも気になる
原作とおりの作品を観たいなぁ・・と、思ってしまいました。

文学座からは、佐藤麻衣子さん。
四女・まりさんを演じました。まりさんのカラーは、赤!赤いワンピ姿で主婦!(* ̄m ̄)プッ
それも空気が読めないハイソな奥様です。
ちょっとテンションが高くて難しい役柄でしたけど、面白かった(笑)
役柄に対して、素直に向き合い丁寧に演じられる姿は、誰もが好感を持たれるのではと思います。
実は麻衣子ちゃんが、研修科生の時に発表会でこの作品を上演されたそうです。
おでこ全開(笑)で頑張った「ハナタレおとうと」でありました(爆)

さて、この日はダブルヘッター!次は銀座へGOでした(*^_^*)
ちょっと熱がありましたが、気のせい気のせいとf(^_^;)


11/6(金)~15(日) in  赤坂RED/THEATER
by berurinrin | 2009-11-23 16:54 | 観劇感想
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