劇団影法師『うわさの三国志ー市井三国より』

劇団影法師『うわさの三国志ー市井三国より』 in  R’sアートコート(8/22)

作       唐宇
潤色・演出 甲田徹
監修    鵜山仁

今から約1800年前、中国・後漢時代の中国大陸はまさに戦乱の時代。
漢王朝は滅びようとしていた中、世の中をただし人民を救おうと立ち上がった三人の男たち!
漢王室の流れをくむ劉備玄徳(西岡野人さん)、武勇に優れ忠義無類の関羽(広島光さん)、
張飛(村上洋康さん)。三人は桃園において義兄弟の誓いを結んで立ち上がった!
そして・・・・。
と、始まるのが有名な史実『三国志』の世界です。

ところが、彼らは怪しい大道商人たち。
彼らが売ろうとしているのは、「雲南白菜大力丸」。
これを一粒口に含めばたちどころに頭痛歯痛が雲散霧消。万病に効くという秘伝の薬。
そして「黒鉄玄鉄刀」・・
大根、人参、肉魚はいうにおよばず、材木だってスパスパ切れるというごつい(笑)包丁。
この二つの商品をいかにおススメできるか?!彼らが起す奇跡のような三国志の名場面を
結果は同じでありながらも、いきつくプロセスのハチャメチャ度が、三国志ファンの方には
刺激が強いじゃないかと思われるほど激しく辛らつなものがありそうですが・・・
ありそう・・と、云うのは私も何年も前に漫画(笑)『三国志』を、さらっと一度読んだだけなので
ちゃんと予習してくればよかったと・・後悔しきり。映画『レッドクリフ』観とけば良かったぁぁ
昼間の公演を観た後に、観ながら自分の不勉強さでボケてしまった部分を確認したくて
そのまま夜公演も拝見させて頂いたのです。
そんな良い子には、サプライズな出来事もありまして(*^_^*)

主役は、なんちゃって劉備玄徳さんを演じた西岡野人さん。
本当はチンピラの三一サンピンさん。
肉屋の張飛さんの豚肉を騙し取ろうと、張飛さんの刀で本当の劉備玄徳さん(長澤晃さん)
を殺させちゃったして、ちゃっかり劉備玄徳さんになりきってしまいます。
研修科の頃からのび君の印象と言うと
もうちょっとアクが強かったというか、器用で何でも出来るんだけど
何かざらっとした後味が残るっつーか、のび君を観るたびに不思議な感覚を感じていて
以前は、そんなのびくんの悪役が観たいと思っておりましたが
最近では、どんな役にも自ら溶け込んでいくような透明感・・懐の大きさ?!
純粋さピュアな素朴さが魅力的にみえてきます。
そんなのび君とサンピンさんが上手く重なって、のびの~びと、舞台の上を走り回る姿は
とても素敵だしそんな姿を拝見できた事は、嬉しい発見であり楽しかった出来事でした。
そーだ、そーだ「十六茶」のCM(がっきーのです)にサラリーマン姿の
のび君がご出演されてます。最後にオタオタしながら左右を確認してる男性が、のび君です★

そして三一サンピンさんの弟分・関羽は、英雄とは似ても似つかない小ずるいお調子者(笑)
そんな彼らの周りには、やっぱりどこかネジが緩んでいる過去の英雄達が
次から次ぎへと現れては消えて行きます。

舞台も胡散臭い香りがいっぱいで(笑)
例えば、散らばっている雑誌の上に舞台が作られていて・・まるでごみの山のようで
舞台上のオブジェが、多分三国志の英雄の姿だと思うのですが・・
その隣には、一時TV報道された中国の某遊園地のキャラクターになっていた
ディズニーのキャラクターのオブジェが寄り添うように置いてあったりして・・
大丈夫ですか?誰かに怒られませんか?って本当に中国で上演できたんですか?と
ちょっとびっくりの構図です。
この感想だと緩みっぱなしの作品のように感じられるかもしれませんが
中国の馬頭琴の生演奏の美しい調べや京劇の俳優の妙技や舞うような動きに胸をときめかせ
細かい(笑)細かすぎる作りと演技に思わず吹き出したり感動したりと
にぎやかな舞台を堪能しました。

昼夜、拝見したお陰で(笑)客席では色々な方にお会いできました。
秋には、新宿梁山泊に初ご出演される爽やかな二枚目!亀田佳明さんと
『アラビアンナイト』の太鼓隊長だった一見体育会系のちょっと強面(笑)な風貌ですが、
笑顔がめちゃ可愛い藤側宏大さん。
藤側さんは、やはり秋にお芝居が控えておられるそうです。
のびくんの同期で、11月にプリエールプロデュース『七本の色鉛筆』にご出演される
佐藤麻衣子さん。ほんとハナタレとか弟とかさんざん言ってましたが(爆)
この日から先生と改名させて頂きたいほど、麻衣子さま(あえて“さま”で)には
個人的な悩みを相談させてもらっちゃって、ほんと感謝感謝っす。
そんで、やっぱサプライズは、うひゃうひゃ鵜山さんですよ。
「最後はぁ♪おか~あさ~ん♪」って、違うかぁ!
↑これはしまじろうの歯磨きトンネルしゅぽぽっの歌です。劇中でも、なぜか歌われてましたねf(^_^;)
(しまじろうっていうのは、こどもちゃれんじっていう通販雑誌のキャラクターなのです)
言葉はなくとも、鵜山さんのさりげない笑顔で、パワーアップ!!
明日からカンバルどーん(笑)恋する乙女!(* ̄m ̄)プッ なわたしは単純ですからっ

8/19(水)~23(日) in R’sアートコート(8/22)
by berurinrin | 2009-08-24 21:05 | 観劇感想