『「舞台人、ジェラール・フィリップ」を讃えて』

『「舞台人、ジェラール・フィリップ」を讃えて』 in シアターX2階コミューンX(4/17)

主催 ギイ・フォワシィ・シアター

そぼ降る小雨の中、両国シアターXまで、若くして亡くなったという
フランスの二枚目俳優ジェラール・フィリップを偲んで語ろう!という対談がありまして
行って参りました。
18:30開始ということで、遅刻は必須だったのですが
シアターXに2階があるなんて・・またもや、うろちょろf(^_^;)
会場に着いたときには、最前列しか空席がなく・・
2列目には、嬉しハズカシの鵜山仁さんのお姿が・・・うきゃうきゃ
メモを取ると隣の方に当たって迷惑が掛かりそうな位に密着していたので
メモは断念しました。なので、いつもよりのもっともっと浅い感想ですみません・・・

ジェラール・フィリップさんは1922年12月4日に生まれ、1959年に36歳の若さで
肝臓がんで亡くなられたそうです。
ジェラール・フィリップさんというと、どうも映画俳優というイメージしかなかったのですが
とはいえ、ほとんど・・いや、全く知らない私としては、何も語る資格はありませんが
ジェラール・フィリップの出演作品の『パルムの僧院』だけは、なぜか家にビデオがありまして
でも私の部屋はビデオが見れない(><)。でも表紙の写真・・・かなり美しいです。
昔の二枚目って、本当にかっこいい・・・というより美しいですね~。
まぁ、坂妻さんや大川橋蔵さんとか・・日本の往年の二枚目も本当に美しいですもんね。
えっと、えっと、ジェラール・フィリップさん。
もともと彼は、演劇人であったそうで、有名なアヴィニヨン演劇祭を定着するよう尽力した方
でもあったそうです。
映画人としてのジェラール・フィリップさんについて、フランス映画の翻訳で第一人者といわれる
ゲストの山崎剛太郎さんが、日本に来日されたジェラール・フィリップさんの当時の様子を語られ
同じ二枚目俳優のジャンマレーとジェラール・フィリップさんについて清潔な美貌とおっしゃっておられました。
映画の舞台挨拶で、ご機嫌なジェラール・フィリップさんがご機嫌ついでに
『ル・シッド』の台詞の一部をフランス語で語ったそうですが、観客の反応が良くなくて
途中で辞めちゃったお話とか京都にも行かれ、そこで日本映画を『蟹工船』他3本ほどご覧になったとか
歌舞伎とか能とか日本文化に関心があったエピソードを語って下さいました。

また、今回はジェラール・フィリップさんを題材にした戯曲を書かれたのは
コメディフランセーズの事務局長のピエール・ノットさん。
以前、日仏会館で鵜山さん♪と対談をされた事がありました。
当時のレポートは、ここで
そんなノットさんの新作が『ジェラール・フィリップへの愛ゆえに』
それもフランスのサンールイ・サンークレーマン高校の演劇部の生徒25名を引き連れて
日本での公演は4/19(日)1回限りですが、行なわれるそうです。
この日の朝に来日された生徒さん達も参加され、演出をされるノットさんは、彼らの行動も
気になるようで、目で小声で「そんな事しちゃだめだよ」とか「お行儀よくしなさい」とか
もちろんフランス語で、多分そう言ってんじゃないかなと、勝手に判断してました(笑)

司会進行は、佐藤康さん。
新国立劇場で鵜山さんが中心となって行なっている「現代戯曲研究会」のメンバーのお一人。
そして通訳は、フランス文学者の恒川邦夫さん。
劇作家協会会長のジャン=ポール・アレーグルさん。
アレーグルさんは、ジェラール・フィリップさんに対する思いを詩のように語って下さいました。
印象的だったのは、ジェラールフィリップさんの死の様子をノットさんが語って下さいましたが
赤いケープを羽織った彼の最後は、コルネイユ作『ル・シッド』の衣装姿に身を包んでいたそうです。

質問コーナーになると、その『ル・シッド』について
逆にご覧になっていた、あの新国立劇場で公演された『舞台は夢ーイリュージョンコミック』の
翻訳をされた伊藤洋さんがお話をされたり
照れながらも、鵜山さんがノットさんに「高校生に演出をされることについて、年代や
意識のギャップで、苦しんでますか?楽しんでますか?」なんて事を伺っておられたり
後ろの席と壇上でフランス語で会話されたり、日本語とフランス語が飛び交う面白い状態でした。
あ~、わたしもフランス文学とか勉強したかったなぁ・・・。
私の基本は、デュマの『ダルタニヤン物語』ですが・・
あっという間の2時間強。難しい言葉や聞きなれない言葉もありましたが
ジェラール・フィリップさんという方が、現代フランス演劇史の発展を語る上で
とても大切な役割を担っておられたんだなぁと、あの美しい顔の内側には
演劇に対する熱い熱い情熱があったと、素晴らしい方じゃないですか。

ノットさん書かれた『ジェラール・フィリップへの愛ゆえに』+
『ジェラール・フィリップを讃えて』(歌)ともう一本
『北をめざす二人のおばさん』と2作品(3作品?)は、4/21(火)~25(土)まで
シアターXで公演されます。交互で公演されますので、日程をご確認下さいね。
あとセット券とかもあるようですよ!
わたし・・観たいのですが、演鑑の担当例会の仕事が2日間&観劇芝居が2本・・と
ちょっと都合がつきませんでした。次回に持ち越しです(><)

ちなみにコルネイユ作『ル・シッド』というのは、5幕韻文悲喜劇で
1637年劇団マレー座で初演。11世紀スペインの勇将ロドリゴ・ディアス・デ・ビバールという
方にまつわる一連の伝説について、スペインの劇作家ギレン・デ・カストロ氏の書いた
『ル・シッドの青春武勲』をベースに書かれた作品だそうです(「フランス文学辞典」白水社より)

終わってから、鵜山さんがノットさんとフランス語で会話されてるのがすごく自然。
鵜山さんのフランス語・・かっこいいぃ~♪って最後は、やっぱミーハーで!(* ̄m ̄)プッ

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4/17(金) in コミューンX
by berurinrin | 2009-04-18 23:40 | イベント
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