イッツフォーリーズ公演『ミュージカル天切り松ー人情闇がたり』

イッツフォーリーズ公演『ミュージカル天切り松ー人情闇がたり』 in 旭川市公会堂(2/17)

原作 浅田次郎「天切り松 闇がたり」(集英社刊)
脚本 水谷龍二
演出 鵜山仁

現代のと・ある留置場。
老人・松蔵(左とん平さん)は、今日も語ります。
“闇がたり”といって、六尺四方から先には聞こえないという夜盗の声音を使って・・
それは松蔵がまだ子供だった頃の大正時代。
義賊と呼ばれた目細の安吉親分(津田英佑さん)に引き取られた
幼い松蔵さん(金村瞳さん)の目から見たいくつかのエピソード・・
それは、今や死語になりつつある義理と人情の溢れた世界です。

行ってきました旭川です。雪の降り方がハンパじゃない(笑)
今回は旭川市民劇場さんにお世話になって拝見させて頂く事ができました。
地元の鑑賞会に入会していると、全国の鑑賞会例会作品を観せて頂けるのです。
丁度去年は、北九州市民劇場さんにお世話になって
文学座公演『長崎ぶらぶら節』の初日を拝見させて頂きましたっけ・・懐かしい♪
ありがとうございます。

すでに初演から5年経ち、わたしにとっては3回目の『天切り松』ですが
観るたびに「あれ~こんなシーンあったけ」とか、前回はさらっと流して見ていたシーンに
心がときめいたり・・同じ作品なのに、なんでこんなに惹かれるのか?と思うのです。
以前からわたしが好きだったのは、第一話の清水の次郎長親分の
子分の清水の小政さん(井上文彦さん)の渡世の義理人情のエピソードでしたが
今回は、網走刑務所にいる銀次親分(井上一馬さん)に3日も掛けて上野駅から
面会に来た安吉さんと幼いまつ蔵さんのほろ苦いエピソード。
最後のシーンでは、不覚にも涙がつつーっと・・う~ん、切ない!
そうそう、説教強盗の寅弥さん(井上一馬さん)のエピソードでは
『兄おとうと』の説教強盗のシーンを思い出して可笑しくなっちゃったり・・
面白くって、ほろ苦くって、そして切ない・・松蔵さんの垣間見た大人の世界。
耳に優しく響く爽やかな主題歌「天を仰いで」にも心が癒されました。
左とん平さんの口調も艶っぽさ増した気がして
独自の囁きというか、闇語り風の歌声も優しく感じて・・・とても素敵でした。

でもこんなに気持ちよく拝見できたのは
旭川の会員さんたちの観劇マナーの素晴らしさ。
携帯電話の着信音やあのビニールのくしゃくしゃする音は全く聞かれず
楽しそうに拝見される隣に座っておられた女性の笑顔の素敵なこと!
観客と役者の心が結びつく一瞬を確かに感じることが出来ました。
真冬の旭川はびっくりするほど寒いけど、
会場は人のぬくもりを感じさせる温かい雰囲気いっぱいで
本当に楽しく観劇できました。

ロビーで以前から顔見知りのイッツフォーリーズの制作のIさんに遭遇して
思いっきり驚かれて(笑)
「地元ですか?」いえいえ「親戚とか・・」いえいえ
「(『天切り松』)初日を観に来ました」「えーーーーっ」
驚かれますよね。やっぱ(爆)
演出が鵜山さんなので、追っかけて来ちゃいました(照)と話したら
一緒に「ウオーリーを探せ」もとい「鵜山さんを探せ」状態であっちやこっちを探して
下さって・・もう恐縮状態でした。Iさんありがとうございます。
客席で鵜山さんにお会いした時は、「ああぁぁ居たぁ~(ホッ)」という感じ
先日の桃園会のアフタートークの別れ際に「旭川でね」とおっしゃった鵜山さんでしたが
「おおおっ」と驚かれ(笑)「一瞬、ここはどこ?!って思ったよ」と、笑っておっしゃいました。

この日は、初日という事で旭川の会員さんたちの交流会がありました。
鵜山さんからご紹介して頂いた事務局長さんから声を掛けて頂きまして
わたしも参加させて頂ける事に(*^_^*) やったぁ~!!
では、それは又次回に♪

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by berurinrin | 2009-02-19 21:44 | 観劇感想
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